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I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

I love you.

 やっとファイナルライブツアーのDVDが発売された。さほど実感がないのは恐らくまだ見ていないからだと思う。
 この前友人に会ったら、ヒカリくんは存在していないし、確かにヒカリくんはお前のことを必要としていない、だがヒカリくんでなくてもわたしを必要としている人は確かにいるからそんなに気に病むなという趣旨のアドバイスをされて少し元気になった。
 わたしは残念ながら会場でDVDを注文したので、DVDは明日に配達される。よって、まだ内容を確認することができない。届いたところで、見られる自信がないのもまたほんとの話だ。ヒカリくんは私の中でもういなくなってしまった存在だが、シュレーディンガーの猫的なことを言うならば、ヒカリくんはツアーのDVDをわたしが再生し、死をきちんと確認するまでは生きてる可能性と死んでいる可能性が50:50ということになる。なので、50の割合でもいいのでヒカリくんをわたしの中で生かしておきたいわたしは、恐らく再生するのにすごく勇気を必要とする。

 ヒカリくんの魂はいま自由でしょうか。ヒカリくんはこの地上に生える無数の蔦、毒、棘、すべてから解放されて魂だけが自由に銀色の羽根で飛び回っているのかな。良かった、本当に良かった。
 ヒカリくんが息をしていた記憶、笑っていた記憶、すべてをこのDVDに閉じこめて今日からわたしは本当の本当にひとりで頑張らなきゃいけません。横浜流星がすべてをかけて表現しようとした野々村洸という存在をきちんと受け止めたい。
 彼は人生で一回きりの高校の卒業式に出ることが叶いませんでした。わたしは別にもう散々、野々村洸やったんだし、卒業式くらい出ればいいのにって思ったけど彼は静岡で笑っていた。凛々しく、あまりにも凛々しく。その後ひとりで、或いは同じように卒業式に出ることのできなかった仲間たちと卒業式をやった、ということをブログで読んでわたしは安心したけれど同時に悲しくなった。横浜流星の気持ちをどこまで真摯に理解できるかわからないし理解できる自信もないけど隠された深い澱みみたいなものを感じ取らなきゃ、と思った。

 戦隊が終わった後の時期は恐らく俳優にとってとても厳しい時期になるという話はもう散々戦隊俳優という文脈で語られてると思うけど改めてその厳しさというか冷たさというか無機質さを感じている。切々と。
 わたしの挫折とは全くもって比べものにならない無機質な状況だと思うけれど、でもそれで折れてしまうほど彼はかよわくもないと思うけれど、わたしは人生で、これでもわたしにとっては致命的な挫折をたくさん経験してきているから、ほんの少しではあるけれどもそういう気持ちがわかるのかもしれない。いままで自分を好きだと言っていた人たちがある日突然自分に見向きもしなくなる恐怖を、あなたは悪くないよと言いながらも離れていく残酷さを、自分を無条件に肯定してくれる存在がどんどんいなくなる心細さを、ほんの少しほんの少しでも汲み取ることで支えられたらいいなと思う。わたしはそうされて人生で苦しかったことが何度も何度もあった。苦しみが手に取るようにわかるからわたしは最後まで、彼を肯定し続けたい。
 わたしはただのファンなので、残念ながら彼になにもあげることはできないけどせめて味方であることだけは貫き通したい。わたしは戦えないから信じることしかできない。信じさえもしない人を憎むことしかできない。

 解散おめでとう。ちょっと今は元気なので笑顔で言えそうです。
 あなたは今日本当に伝説になりました。そして希望になりました。流れ星になった。
 世界にあなたがいないことをまだ信じられないので、あした見て信じるように努力してみます。いつまでもあなたに固執してばかりで本当にごめんなさい。

 地上はとても不自由なので、ヒカリくんが地上の、ストーリーや、舞台に縛られない、みんなの精神に共有される自由な存在になってくれてすごく嬉しい。舞台にしばりつけられているヒカリくんはとても儚くて綺麗だったけれどやっぱりヒカリくんは何にも縛られてないのがいちばん綺麗だなって最近思います。不自由な地上のことを見下ろして嘲笑してください。わたしが好きなもの、嫌いなもの、愛してるもの、面白いこと、関わってる人、全部全部ヒカリくんから見たら小さな瑕疵でしかないよね。そう思うとすっごく気持ちが楽になります。ありがとう。ヒカリくんはすべてを超越することができた。わたしにはできないことをしてくれた。
 超越して遠くにいってしまったヒカリくんの羽根の欠片をすこしだけ地上に残してくれたのが、手元に残された半券とか、DVDとか、今回のDVDは最後の羽根の欠片なんだなって思ってます。
 ヒカリくんができなかったことをしたいけどヒカリくんにできなかったことなんてあるの?あるとすれば、この世で誰かがやりたがらないこと、或いはヒカリくんがやらなくてもよかったこと。だからわたしは誰かが嫌うことをしたいし、誰かに蔑まれても、誰かのために一生懸命になりたい。まあその誰かって横浜流星なんだけどさ。

 まだまだヒカリくんについて書き足りないことがあるから、もっと書きたい。ヒカリくんのことを書くために生きたい。ヒカリくんを日々の些細な風や、空や、景色に感じ取って幸せになりたい。ヒカリくんはわたしの神様です。ありがとう。

 でも同時にヒカリくんに対して罪悪感をまだ感じてます。前に書いたけれど。やっぱりヒカリくんを千秋楽という淵から救い出せなくて、いや、ヒカリくんは決してのまれてなんかいない、わたし自身がその怒濤から脱出できずに現実に戻ってきてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで。DVDを見たくない気持ちはヒカリくんに対する罪悪感も含まれてます。本当にわたしは最悪です。
 ヒカリくんみたいに、全部全部やりきって虚無になって記号になって死にたかった。わたしはやりきることができなかったからまだ記号になれてないんです。わたしだって全力でやりきったらいまごろ羽根になれてるはずなのに。後を追いたいけど許されてないから生きなきゃ。罰としてDVDを見て、わたしはヒカリくんみたいになれなかったことを認めてきます。
 DVDになる、ってすごく不自由なことだね。人間が記憶だけじゃ生きていけないことを認めてるのと同じです。記録媒体は忘れてしまうことへの甘えと同じです。だからわたしは買いたくなかった。でも明日家に届きます。ヒカリくんのこと忘れたくないのに。どうして自分で忘れることを認めるような真似をしてしまうのでしょう。本当にわたしは最悪です。絶対にヒカリくんのこと忘れたりしないし、ヒカリくんのことを忘れて、ヒカリくんに青春を捧げた流星くんを途中で放り投げたりしません。だから許してほしい。誰にだろう。ヒカリくんにかな。

 

烈車戦隊トッキュウジャー ファイナルライブツアー2015 [DVD]

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