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俳優おたく対談企画 vol.2 「アイドルステージの話と、推しを好きということ」後編

前編はこちら。

俳優おたく対談企画 vol.2 「アイドルステージの話と、推しを好きということ」前編 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 

(※この対談における推しへの見解は、すべて個人の勝手な想像と偏見の域を出ません。)

 

アイドルを演じる≒アイドルである

めりい:というわけで後編に突入です!続けるよ!

ドルステって解散しないかぎりは基本的に区切りのないコンテンツだから、だんだん推し自身のパブリックイメージもアイドルになってきちゃうみたいなところあるのかなって思う。でも本人は決してアイドルではなくて、あくまでもアイドルを演じてるだけなんだよね。とびきりアイドルを演じる時間が長いってだけの俳優。

りんす:そうなの!本当にそう。やっぱり私は「俳優」の古川裕太くんを応援してるけど、現状としてはアイドルのイメージが強いわけで、いまも実際、古川裕太=金星人ヴィーっていうイメージがもう定着しちゃってるし。

でも私はアイドル舞台をメインでやってるからといって推しに「アイドルになって」って求めてるわけじゃなくて。やっぱり古川くんはこれからもっと伸びると思うし、俳優として成長していってほしいし。本当はファンサとか要らないから、そのまま演技に真っ直ぐに向き合っていってほしい……。

めりい:でも悲しいかなファンサを求めちゃうのっておたくの性だよね!  わたしの推しがヒーローショーやってたときも、推しのことをきちんと俳優だと理解して、演技することがお仕事だと理解してるけど、でも向こうがファンサしてくるから、じゃあ、ってほしくなっちゃう。優しさに甘えちゃうみたいなところあるよね。

アイドルを演じていると、「ファンサする」ってことも含めて演技だから、自分にファンサしてくれたとしてもそれって演技でしかないわけで。そこを割り切れるおたくはいいけど、割り切れないおたくは悩んじゃうよね。

りんす:ファンサは嬉しいし、もらうとめっちゃはしゃいだりするけど、彼は俳優さんでアイドルじゃないから、それは演技でしかなくて……。それでもアクションをもらえるのはやっぱり嬉しいから、なんか切ないよね。めんどくさいおたくです。

いくら俳優としての推しが好きでも、やっぱりドルステって「お友達」設定を無視して素直に考えると、推しがアイドルをするわけで。

めりい:シンプルに考えるとそうだよね。

りんす:お友達設定に沿った言い方をすれば、ドルステでアイドルをしてるヴィーくんを経由してそのお友達を好きになったから。私自身、「お前は俳優じゃなくてそのアイドルを応援したいんだろ」って思われちゃうんじゃないかなって。

めりい:あーわかるわかる! 入り口がアイドルだけど、本人はアイドルじゃない、でもアイドルじゃない部分も好き、ってときにどう説明したらいいかわからなくなる瞬間が訪れるよね。

りんす:うん。しかもドルステ民だと余計に……。でも、私はドルステも含めて古川裕太くんの芝居を見て好きになってるし、入り口はドルステだけどふし遊*1とかころつきとか、個人名義で出てる舞台を見て古川くんのことをもっと好きになったから。 だからドルステ民だからといって、俳優をアイドルみたいな目で見てる、アイドル的な視点で好き、って思ってほしくない。っていう私のエゴみたいな意見がある……。

めりい:区別をつけるのが難しいし、区別つけてるつもりでもそういう状況下におかれると自分でもわからなくなって不安になりそう。

りんす:出会ったきっかけは確かに歌って踊ってアイドルをしてる古川くんだったけど、ここまで夢中になったのはやっぱり彼の演技を見てからなので、そこははっきりしたいなっていう。

めりい:なるほど。 古川くんの演技者としての魅力ってりんすちゃんはどう捉えてるの?

りんす:えっと……。ドルフェスに行ったときに、JOKER GAMEって新曲があって。ヴィーくんがバックで踊ってたんだけど、それを見てたらめりいちゃんの隣でガチ泣きしちゃったんだよね。

めりい:わたしも推しがかっこよすぎたり尊すぎたりしてよく泣いてるから泣いちゃう気持ちはよくわかるんだけど、いつも泣く側だからはじめて泣かれてなんだかびっくりした。友達のみなさま、いつも慰めさせてごめんなさい!!

りんす:すみませんでした!! で、かっこよくて泣いたのもあったんだけど。やっぱり上手いなって思ったんだ。アクロバットしながらダンスできる!とかではないんだけど。

めりい:古川くんってそういう派手なタイプではないよね。でも見てるとちゃんと魅力がある。わたしはうまく表現できないけど。

りんす:表情とか動きとかが曲にぴったり合ってて、引き込まれるんだよ。ヴィーくんは無重力LOVEっていう楽曲もなんだけど、いつもは可愛い感じに笑顔いっぱいで踊ってるのに、曲の雰囲気によって指先から身体全体でその曲のニュアンスに合わせたものを作って表現するのが上手いと思うの。本当に色気がある時はすごい色気がある。ちなみにJOKER GAMEはガチ泣きしてつけま取れた!!

めりい:取れてたね!?懐かしいかよ(笑)

りんす:で、アイドルの一方では舞台にもコンスタントに出てるわけで。そっちの話もすると、私、「ころつき」の槇野啓くんを演じてる古川くんを見て、古川くんのことが余計好きになって。

めりい:もともとめっちゃ好きだったじゃん!更にか!

りんす:え、うん……(笑)。でもわたしは盲目おたくじゃないから、公演を見て古川くんの演技がまだまだだなって思うところもちょっとだけあったんだ。 だけどすごく古川くんは役に入り込んでるな、って思って。入り込みすぎて、いろいろ周りが見えてなくて……それが原因で演技中のことでアフタートーク中に注意(?)とか受けてたんだよね*2。必死に槇野くんを自分なりにつかんで演じようとしてるのは本当に伝わってきたから、槇野くんを演じてる古川くんはなんだか怖い感じがした。

めりい:りんすちゃんが怖いって印象を受けたんだったらそれってきっと古川くんの狙い通りだったんじゃないのかな。それはすばらしいことだと思う。

りんす:あ、そういうことか。 ころつきを経て改めて、この人の他の役も見たい、きっと彼はもっと伸びていくし、応援していきたいって思ったんだよね。

めりい:おたくにとってのターニングポイントになる舞台、あると自分のアイデンティティが確立されていいと思う。

りんす:私にとってころつきってそれだなー。 ここからは完全にお友達設定を無視してしゃべるけど、私はヴィーくんを演じてる古川くんはすごいと思ってる。ヴィーくんって、本当に発言が「ピコピコ」ばっかりで稀に地球語を喋るけど基本はピコピコで……。

めりい:最初のりんすちゃんじゃないけど、わたしも最初ヴィーくんを見たときは何言ってんだこいつ??って思ったよ!

りんす:まじか(真顔)。でも、そのピコピコで喜怒哀楽をちゃんと伝えてられてる感じがするから私はすごいと思ってるんだよね。たとえば漫画なら、ピコピコしか言ってなくても括弧の中にセリフを入れるとかで表現できるじゃん。

めりい:あー。舞台ってそのへん難しいよね、滑舌がわるいだけで何も伝わらなくなるし。漢字で伝えられないから、お芝居みてるとたまに脳内で「えっこれって何の意図のセリフなんだ」って困惑しちゃう瞬間あるもん。

りんす:うんうん。CHaCK-UPの場合、「何々って言ってる」とかは土星人のドットさんが通訳してくれるんだけど……。ピコピコから感情が伝わってるから私はすごいと思うんだ。推しを過大評価しすぎなのかもしれないけど、それってすごく難しいことだと思うから。だからヴィーくんは、つまり古川くんはニュアンスを感じ取ってそれを観客に伝えるのがうまいんじゃないかなって。 古川くんのそういうところが私は好きです。

 

応援とお金の話

りんす:私、古川くんがいるから本当に今生きていけてるって感じがすごくしてて。実際リアルの人間関係がクソだったりするんだけど、それでも古川くんが居たら生きていけるんだ。だからファンとして支えになりたいけど、俳優に愛を伝える手段って、やっぱり1番は金じゃん。つらいですね、弱いおたくは……。

めりい:そうそう。俳優おたくで学級会になると、たいてい「応援する気持ちが一番大事」とかいろいろ言ってるわけだけど、元も子もないこと言っちゃえば要するに世の中、金じゃん。そもそも若手俳優ってジャンル自体、狭いファン層からいかにして多く巻き上げるか、みたいなとこあるからなおさらだよね。

りんす:うん、要は金なんだよね。私自身、古川くん関連の現場に行くために毎月地方から遠征してる身だけど、やっぱり限度があって……。10公演とか20公演とかはさすがになかなか入れない。

めりい:いやでも十分がんばってると思うよ!? 若手俳優おたくの悪いところって、どこのジャンルにも常軌を逸脱してるファンっていうのが何人かいるわけだけど、その常軌を逸脱してるひとに合わせて「自分は全然入ってない」とか言っちゃうところだと思う。同じ舞台を複数回みてたら世間的にはなかなかなおたくだよ。

りんす:それもそうなのかな……。金銭的にも物理的にも全部行けないのは事実だからしかたないんだけど、地方に住んでることを理由にして行かないっていうのはもやもやする自分がいる。応援してる身としては全部行きたい!ってなっちゃうんだよね。でも行けない理由がどうにもならないときもあって。

めりい:過剰に追っかけをするのは悪だ、っていう見方をしてる一般人はいっぱいいるわけで。追っかけってあんまり大手を振って言える趣味でもないし、糾弾されることもあるし。よっぽど自分が俗世から離れた生活をしないかぎりは世間との交流を絶つことなんてできないからそういうときに折り合いをつけないといけないけど、それって単純なようで最高に難しいよね。

りんす:そういうふうにして古川くんに会いにいくことについてあれこれ言われることはすっごいある。でも、古川くんに会うことによって私がメンタルを保ててるのは事実だからいいじゃん!?って思うんだ。

めりい:うんうん。馬鹿みたいにお金使ったり、馬鹿みたいに同じ話を観るとたしかに空虚だし、病むし、わたしなにやってんだろう……って気持ちになるんだけど、それでもそれ以上に推しに会えないときのつらさや苦しみのほうが大きいから、わたしも通うのをやめられないなあ。このつらさがわからないひとにあれやこれや言われたくないしおたくするのを止められたくない、とか思っちゃうわけで。どうしてだろうね……。どうしてかはわかんないけど、推しをみているときがいちばん楽に呼吸ができる気がするから。

 

これからの話

りんす:プレゼント◆5が活動休止したのは、あくまでも一ドルステ厨の見解だけど、「お友達」とドルステのプロモーション活動がやっと終わったんだな、って思った。

めりい:たしかに、活動休止時点でかなり若手俳優ジャンルにプレゼント◆5の存在とかドルステの存在とかが一定の度合いで浸透してた感じはある。そういう戦略的な観点で、あえてものすごくドライな言い方をするなら目的を果たしたってことなのかな。

りんす:そうなのかも。でも純粋にあれはショックだった……。私はチャームだったけど、やっぱりドルステの看板はプレ5、っていうイメージが強かったから。ミミタの冬眠状態も「お友達」の今後のステップアップの為にはああいう感じにするしかないし、ドルステってそのへんはなんていうか、本当に潔いよね。

ファンとしては、今のCHaCK-UPの状況って結構複雑な気持ちで見てたりするんだけど、……それもお友達の今後のためなら致し方ないのかな、とは思ってる。お友達たちにもCHaCK-UPにも人気が出るのは嬉しいし。でも、みんな揃わないのは寂しい。こういう気持ちを味わえる舞台ってドルステ以外にあんまりない気がするし、これも特色の一つなのかな。

めりい:「巣立っていく」って言い方がわかりやすいけど、なんとなく男子校とかそういうのを見てる気分になるね。キャストがほぼ無名のときにプロジェクトをはじめるからファンの間にも「育ててきた」意識が強いのかな?

りんす:そうだね、巣立っていくって表現がわかりやすい気がする。ファンが育ててきた意識も強いと思う。
私はそれにプラスして、古川くんに救われたっていう意識もあるし。でもいま解散したらどうしようって悩んでるけど、CHaCK-UPが解散したらきっと私は古川くんがこれからまた、成長していくスタートラインに立ったのかなって思えるような気がする。

めりい:解散の先輩(?)としていえるのは、追っていたなにかが解散した時って本当にもう破滅的な気持ちになるよ!! 空虚すぎて1ヶ月くらい何もできなくなる……。(実話)
思い入れが強ければ強いほど失っちゃったときに自分の胸の中で占めていたスペースが大きいからそこになにを入れたらいいのかわからなくて、トッキュウジャーが解散したときはとても困った。

りんす:永遠はないし、いつかは来ることなんだよね……。いつまで古川くんを好きか、とかはわからないけど。こんなに好きになって救われた俳優さんは初めてだったから、私なりの区切りとしてCHaCK-UPが活動できなくなるまではしっかり古川くんを応援していきたいし、それ以降も応援していけたらなって思う。私の力は本当に小さいけれど、いつかその小さい応援が少しでも古川くんの支えになればいいなって思うから。 とりあえず今の私は好きでい続けることが戦いだから、まわりの環境が厳しくても好きでい続けて、将来的にもう少し今よりもちゃんと応援出来るようになるっていうのが目標かな。

めりい:好きになることって簡単だけど、その好きになった時点での気持ちを維持しながら好きでいつづけることってすっごい難しいよね。長くなればなるほど、どんどん歪んできちゃうじゃん。慣れもあるかもしれないけど要求のハードルが高くなったり、嫌いな部分が見えてきたり。 「好き」ってダイヤモンドみたいなもので、けっこう強い気持ちなんだけど、ひとりひとりに弱い部分があってそこを突かれちゃうと一発で割れるからさ。

りんす:好きでい続けたら、今と状況も変わりそうだし。とりあえず関東に住みたいですかね。

めりい:おいで!楽しいよ!ラッシュの山手線は意味わかんないくらい混んでるけど、たいていの会場に1時間以内でいけるありがたみを毎日かみしめてるよ。

りんす:それ本当噛みしめてほしい!(切実)

気持ちの話が出たけどさ、私は推しに対する気持ちはけっこう重めだけど、本当に推しが好きなだけで。

めりい:別に邪悪な念とかそういうのは入ってないんだよね。でもすっごいドロドロしてきちゃう。なんにしろ、純粋すぎると攻撃力が高くなるじゃん。怪しい薬品しかり、純度が高いほうが毒があるんだよ……。

りんす:本当それ……。ダイヤモンドの話があったけど、基本的には強くても、気持ちの弱い部分がよく攻撃されて割れちゃう。結局は推しによって塞がれるから。

めりい:破滅をもたらしてくれるのは好きな人だけど、救いをもたらしてくれるのもまた好きな人だよね。

りんす:うんうん。無限ループでずっと降りる降りる詐欺をしながら、結局降りないでファンを続けちゃうけど、私って弱いからそのあとに余計に病むしさ。

めりい:降りようって一瞬でも思った自分に強烈な自己嫌悪が入るよね。

りんす:わかる!それでしかない! 推してる期間が長くなるにつれてどんどん欲求だけが増えてって、辛くなってまた降りる降りる詐欺して。

めりい:わたしも横浜くん降りるって言いすぎてとうとう誰も信じてくれなくなった!狼少年かな?? ぶっちゃけ自分でも絶対に降りないってことはわかってるし降りられないこともわかってるし、自分の精神の内面の問題で横浜くんに罪はないし悪いところもないし、ぜんぶわたしが悪いことなんてわかってるけど、それでも口に出してみることでちょっとでも逃げ道を探そうとして、降りようかな、って言ってみちゃうんだよ。

りんす:そう、全然信じてもらえないんだけど、降りるって言うことによってなんかちょっと逃げられる気がするんだよね……。毎日のようにどうしてこの人好きなんだろ!?意味わかんない嫌い降りようとか思っても、やっぱり考えちゃうのは推しのことばかりで。

めりい:っていうかなんでわたしファンなのにこんなに思い悩んでんの!?ってキレそうになるよね。理不尽だ!「@推し ごめん。」って感じ。

りんす:でも結局好きなんだよね〜。どうしようもない。自分の精神面の状態とか関係なしに、推しが好きで好きでたまらないから……。私はたぶんこのままずるずる古川くんを好きなまんまで、次々に欲求を増やしながらもっと古川くんを好きになっていく気がする。

めりい:うーん、それでいいんじゃん?(開き直り)。推しに伝わる部分が「好き」だけならそれでいいんだよ。水面下でいくら醜くもがいてても水面上で優雅に泳いでればそこしか見えないから。推しが水面上の部分だけ見ていてくれればそれでいいし、水面下まで覗いてくるようになってきたらそれはもはやおたくと俳優を超越した何かだよ……。そこを目指してこ!?

りんす:あ~……。うん。今は降りるとか考えないで古川くんをやっぱり好きでいたい。大好き。好きになってメンタルがクソみたいに弱くなったけど、前より泣き虫になったけど、でも好きだからどうしようもない。好きなんだな。本当好き。

めりい:推しに対する思い入れが強すぎて、自分の人生に推ししかいらない、って思っちゃうの悪い癖だよね。でもなにかに依存するのって楽じゃん。だからやめらんないよね。

りんす:そうなんだよね……さっきも言ってたけど、「好き」の純度が高すぎて……。

めりい:毒性発しまくってるよね。あまりにもひとりの人間に対して好きな気持ちを強烈に持ち続けてるのって傍目から見ると怖いらしいよ……。

りんす:その上にいつのまにかそれなしじゃ生きられなくなってるし、依存症になってきてる。死にたいと思ったときに救ってくれた彼のおかげでもあるし、彼のせいともいえるけど、「古川くんを好きなこと」を貫くためにリア友とのいろいろを犠牲にしまくってリア友が減ったのは確かだし。

めりい:わたしもジャニヲタのときの身内が嫌になってばっさり切ったり、理解のない友達のことが突然嫌いになって音信不通になったり、なかなかハチャメチャなことした結果いまのヘビーな俳優おたくの友達しかいないって現状あるからな。でもぶっちゃけ、理解のある友達しかいないって楽なんだよね!!いやだめなことはわかってるし成長しないこともわかってるんだけど、心地いいからずっとこのわたしを否定しないひとたちだけがいるぬるま湯に浸かっていたい……。

りんす:好きな人っていいことも悪いことも両面あるから怖いね〜本当に。でも、好きです。大好きです。重くてごめんなさい!好きです!

めりい:ひとを好きになるって呪いだなあ。この対談、こんな着地点で大丈夫かな!?

りんす:端からみたら頭おかしいファンだよね!?絶対この対談見てドン引きした人いると思うもん。

めりい:頭がおかしい自覚はあるので大丈夫です!刹那を全力で生きる!

りんす:自力ではどうにもできないけど。

めりい:いちばん最悪なやつだね。わかってるけど治せない。

りんす:……めりいちゃん最後になにかひとことある?

めりい:「きれいはきたない、きたないはきれい」かなあ?

 

編集後記のひとこと

知らない世界の話をきくのは楽しいです。

ドルステって「いま」を大切にしてるコンテンツなのかな、と話をきいていて思いました。なにごとにも儚さはあるけれど、その儚さが特に大きい気がします。おたくも「今しかないから」という理由、いま見ておかないと見られなくなっちゃうかもしれないから、という理由でモチベーションがあがるので、儚いコンテンツはよいコンテンツですね。

いつかはどこか遠くへ行っちゃうことをわかっていて追いかけるのは、悲しくないでしょうか? わたしもいつかはどこか遠くへ行ってしまうヒーローを追いかけたことがあるのでいちおうは答えられます。悲しくないです。必死だから、そんなことはお構いなしです。だって目の前でいま好きな人がキラキラしているから、それでいいんじゃないかな。

いつかはばらばらになっちゃう、きらきらで脆い砂糖菓子みたいなアイドルたちに幸あれ! すてきな未来のあらんことを。

 

余談

この対談収録が終了したわずか1日後、12月にはじまるCHaCK-UPの舞台の追加キャストが発表され、「準惑星から来星した」なる設定をもつアイドル4人によって結成された「アンプラネット」というユニットが登場することが判明した。ドルステ、展開早すぎだろ。
 

めりい準惑星ってなに!? こうして世代交代は進んでいくのか??

りんす:発表が急すぎてなんともいえない闇を感じた。

めりい:衝撃すぎる。うーん、せめてこれ以上追記することがありませんように……。

 

*1:2015年3月に上演された舞台「ふしぎ遊戯

*2:劇中で古川くんがライフルをつきつけるシーンがあったが、本気でつきつけすぎて距離がかなり近くなってしまい、そのことを軽く怒られていた