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I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

わたしを殺してから先に進んでね

  「千と千尋の神隠しはトラウマ」という件についてツイッターでアンケートをとったら、存外にも回答があつまってびっくりした。(ありがとうございます)144票の回答がなされ、そのうち65%の人がわかる、35%の人がわからないとのことだった。

 友達に意外と「千と千尋がトラウマ」という人が多いことが判明したのも、ささやかな収穫だった。やっぱり両親が豚になるシーンや油屋のバケモノたちやカオナシの存在は、小学校低学年~高学年にテレビや学校の授業などで「千と千尋」をみたわたしたちの世代(90年代中盤生まれ)にとって名作アニメの美麗な映像表現というより、どちらかといえばホラーだ。

 思い返してみれば、ジブリ映画には微妙なトラウマを視聴者の子供に植え付けてくる作品が非常に多い気がする。わたしは武蔵野の地に生まれ育ったこともあり、「平成狸合戦ぽんぽこ」が好きだったんだけど高校のときに狸たちの船出のシーンが補陀落渡海(補陀落渡海 - Wikipedia 仏教における捨身行の一種で、食糧などを持たずに密閉された小型船に乗り、沖に出て漂流する)だと知ってそれ以降は悲しい気持ちになるので見られなくなった。「パンダコパンダ」も好きだったな~と思って検索したんだけど、なんかいま見たら無性にパパンダが怖くてならない。

 

ci.nii.ac.jp

 補陀落渡海の目的というのはすなわち即身仏、生きながらにして神になるために自ら死を選ぶということなんだけれど、即身仏ジャンルにおいては補陀落渡海よりも「土中入定」のほうが一般的な手段らしい。記録に残る限り和歌山県・補陀洛山寺で行われていた補陀落渡海は江戸時代には住職の遺体を水葬するという形に変化して自然消滅していったけれど、生き埋めにされたのち三年三か月後に掘り出されミイラがまつられる、という形態の土中入定は明治時代後半にいたるまで山形県庄内地方などで行われていた。ミイラになるために生前きびしい食事制限を行い、防腐作用のある漆の茶をのんで読経しながら土中にはいる心境はどのようなものだったのか、俗世の俳優厨にはまるで想像もつかない。ミイラに必ずしもなれるわけではなく、土中で朽ち果てる場合もある。虚無を感じる。

 

A Girl Tatsumi Hijikata Medium - YouTube

 ところで最近暗黒舞踏が好きなんですけどちょっとこれ下手したら検索してはいけないワードものだろ~って感じだなとは思うのでサムネなしリンクにとどめておきます。 暗黒舞踏、どうしても見に行きたくてググったら、イープラスにカテゴリあって笑った。イープラスすごいね。ヒーローショーから暗黒舞踏まで。

 赤瀬川原平がもともと前衛芸術家だって最近まで知りませんでした。ふつーに、真面目な純文学の人だと思ってたよ。

東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 (ちくま文庫)

東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 (ちくま文庫)

 

 これ読んだ。面白かったです。

 

 ふと思い出しただけなんだけど、新宿のゴールデン街のはずれ、ホストクラブとかラブホテルのたくさん並んだ通り、むかし日清パワーステーションがあった日清食品本社の近く(戸川純ちゃん率いるYAPOOSのライブ動画でしか知らない。YAPOOS(戸川純) - バーバラ・セクサロイド〜レーダーマン - YouTube)に、新宿眼科画廊という小さなギャラリーがあります。サブカル系に属する人たちの個展なんかをよく行っていて、有名になった?人だと女性器のデータを配布して逮捕されたろくでなし子さんが個展をひらいていたりした。2年ほど前にわたしはその隣だか隣の隣くらいにあるビルで働いていたので、よく出勤前にふらりと立ち寄って展示を見たりしていたのだけど、だからろくでなし子さんの展示も当時みていたし、記憶に強烈に残っている中では「おもちエイリアン」で有名になる前(だったと記憶している)のborutanext5さんやだつおさん(6/9からコ本やpre-OPEN! (@datsuo) | Twitter)の参加していた「アイドル展・後期 大事なお知らせがあります」(http://www.gankagarou.com/archive/2014/a_201404idol02.html)をみた覚えがある。同時に開催されていた相磯桃花さんの個展もみた。スクリーンに美少女が延々と映し出されるもので、興味深いな、と、当時高校生真っ只中だったわたしは平たく思っていた。サブカル大好き人間にとって、いま思い返してみれば当時のバイト先の立地は天国のようだったのでは、と割と最近になって考えている。(遅い)

 

 最近は暇すぎていろいろアニメを観ていました。北九州公演が終わってから大阪公演まで2週間もあるの。長い。本放送版「エヴァンゲリオン」を最初から見返したり、久しぶりに「ヨスガノソラ」を観たり。ヨスガノソラ - Wikipedia

 これ完全にわたしがアニオタだった時代がばれるし、まず「名作」には数えられることがないアニメなので当時リアルタイムで深夜アニメ追ってないと話題になったことすら知らないと思うんですけど。アニオタだったころは一生深夜アニメ観て過ごすんだろうなと思っていたけど、あっさり2年くらいで卒業できた……引きこもりだったからとりあえず放送されてるもの全部観られたけど、学校に行き始めたら急に観る時間がなくなったんですよね。厳選すらする時間が無くなった。

 ちなみに、たぶん未だに詳しく語れるレベルで好きなアニメは、「ストライクウィッチーズ」、「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」、あとは「探偵オペラ ミルキィホームズ」ぐらいかなって感じです、ハルヒも好き。 イカ娘とかけいおん!とかが大流行してた時代があったんだよ。イカ娘の声優が田村ゆかりって噂が流れたり、けいおん!の釣りキャラスレが思いのほか炎上して架空キャラのキャラソンまで作られた時代があったんだよ。ああ……懐かしい……。

 腐女子はみんなイナイレとぬら孫と青エクとタイバニが好きで、インフィニット・ストラトスが案外売れちゃって、まどマギを毎週毎週考察して最終回楽しみにしてたら震災で一か月延期になったりしてたんだよ。

 わたしも年を取ったものです。

 個人的にあの頃といえば、やっと「俺たちに翼はない」がアニメ化されて大喜びしたり、プリティーリズムのアニメのために阿澄佳奈LiSPというわけわからんユニットに駆り出されてそこそこな勢いでコケたり、エロゲでいえばオーガストから「穢翼のユースティア」が出てKeyから「Rewrite」が出てアリスソフトから「大帝国」が出て、あとは「さくらさくら」とか。「もろびとこぞりて」っていう、キャストが9割スト魔女声優のエロゲが出たり。もう全部5年前の話か、って感じです。

 

 久しぶりにイルカの夢でさようなら見た。やっぱり相変わらず怖いけど、ああいうの好きだから定期的に見に行ってしまう。

 

月刊『記録』: ホームレス自らを語る

 友達がツイッターでつぶやいてたんだけど、ホームレスの自叙伝っぽい、半生語りっぽいものが150本近くも累積されているサイトで、おもしろくて全部一気に読み込んでしまった。たしかに他人事じゃないし、わたしもいつ親が死んでホームレスになるかわからない身の上なので、鬱々としながら読んだんだけど、ホームレスになった人たちの語り口は不思議と軽く、絶望的な重さを垣間見せているのになぜか明るいところもあり、なんだか妙な印象を受けるサイトだった。

 もともとコックだったり、船乗りだったり大工だったり鳶だったりした人が多いんだけど、女性ホームレスで元ホステスとか、東大卒とか、いろんな人がいて、世の中どんな経歴を持っていてもいつ社会的に彷徨ってしまうことになるのかわからないし、そのへん覚悟して生きていかなければいけないなと思った。運が悪いことの繰り返しと小さな齟齬の積み重ねでいつでも生活は崩壊する。