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I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

めりにゃんの通院日記 8日目

メンタルヘルス

8月25日

夜ベルソムラ25mgベンザリン10mg

 

8月26日

爆睡。

ベルソムラ20mgベンザリン10mg

 

8月27日

爆睡。戸川純ちゃんとおおくぼけいさんのライブに行った。「ラジオのように」「諦念プシカンガ」「さよならをおしえて」聴けてシ・ア・ワ・セ☆ 純ちゃんだいすきなので定期的にライブに行くべく次のワンマンのチケットも買いました。うふふ。ちなみに昼間はベルソムラの持ち越しではにょへにょでした……。眠いよぅ……持ち越さなければステキなお薬なのにぃ…。

ベンザリン20mg。

 

8月28日

脱☆ベルソムラ計画に成功。昼間へにょほにょにならないためにベンザリンを増やしてスコーーンと寝落ちいたしました。予定がない日はいいけどある日はちょっとね……こいつは厄介なんです……。ベンザリンだけだと5時間しか眠れなかった……寝付けたけど。でも目覚めすっきり。ベルソムラってすげえな(褒め半分暴言半分)

ベンザリン15mg。

 

8月29日

7時間くらい眠った。夕方、ソラナックスを0.8mg飲んでみたらこれから仕事なのにへにょんほにょんになってしまう…。立ちくらみで視界がぐるぐる☆ しかも仕事に行くので電車に乗っていたら眠っていて一駅乗り過ごしてしまいました。でも15分くらい寝たら眠気がおさまったから、まぁそれはそれで……。

 

8月30日

録画した舞台を見ていたら寝るタイミングを逃す。朝5時ベンザリン10mg。

13時くらいまでだらだら寝ていました。生活習慣の乱れ☆ I先生の診察日なのであわわ〜とか言いながら閉院ギリギリ滑り込みでクリニックへ…。閉院ギリギリに来たら、驚異的にガラガラでした。待合室にわたしとほか一組しかいない☆ なんなんだーーーーこのクリニックーーー!!!空いてるときと混んでる時の差が激しすぎるでしょおおおおおーーーーーあがーーーーー。

I先生は週に1日しか外来を受け付けておらず、他の日は病棟におられるとってもレアリティの高い先生なのです。天気悪いのに、今日を逃すと1週間先になってしまうので必死に這いずってクリニックに辿り着きました……。というか、このクリニック自体そんなかんじなんだけどね。他の病棟の無いクリニックから紹介された入院患者さんを扱うのが、どうやら主な収益になっているみたいです。

余談ですが、わたしが診察に行くと100%の確率で前の人は「いわゆるビョーキ」な方です。普通っぽい人に出くわしたことがありません……。I先生、大変そうです。そっちの専門医な方なのでしょうか?クリニック内でそういう振り分けがあるのかもしれません…。わたしは自分で言うのもなんですが、Ank RougeやevelynやREDYAZELを着て、(どうしても面倒なときは、好きなアーティストのTシャツにワイドパンツなんかで)顔はすっぴんでマスクをしておれども辛うじて寝癖くらいは直してクリニックに行くのですが(いくら自宅から自転車で5分とはいえ…地元だし…)それにしても「いわゆるビョーキ」の方々って、なんというか、身なりが雑でございます…。今日遭遇したいわゆるな方は、なぜか短パンに白のハイソックスにクロックスでした。(男性です)身なりが雑でないと「いわゆるビョーキ」なことに気づけませんけれど。

あと、「いわゆるビョーキ」な方々は高確率で親同伴です。そうでなくても、ケースワーカーっぽい方同伴だったりいたします。1回、I先生の診察室の前でちょこんと順番待ちをしていたら、てっきり割と普通っぽい患者さんと思っていたおばあ様に「あらぁ若いのにひとりで来てるのねぇ偉いわねぇ」と絡まれたコトがありました。患者さんかと思いましたが、「今ねぇ、息子が中で先生と話してるのよぉ〜」と言われ親御さんであることが発覚…。わたしは初診のときに便宜上お母さんについてきてもらったとき(それも本当はお父さんが来る予定なのでしたが、あいにく仕事でシリコンバレーだかサンタモニカだかにいましたので)(しかもお母さん、全然喋ってなかった。会話に相槌しか打ってなかった)以来、ずーっとひとりで通院しています。知らないおばあ様にその旨打ち明けたところ、芸のできた犬のごとく褒めちぎられる始末……。家からチャリで来て普段考えてること喋ってるだけっすよ……(とは言えませんでした)。おばあ様、大変でしょうに、心底お察しいたします。ちなみに診察室から出てきた息子さんは、やっぱり「いわゆるビョーキ」っぽいカンジでした……。

話がそれましたが、とにもかくにも診察でした。このまえ渋谷のブックオフの医学書棚でわたしは西丸四方氏の著作「やさしい精神医学」を発見し、ちょろっと立ち読みしたところ座敷牢の写真や癲狂院の写真がバンバン載っていて、こ、これは……と、思わず購入してしまったのです。1000円した……。

 

 

やさしい精神医学

やさしい精神医学

 

 

しかしこの本、残虐なカンジの写真がじゃんじゃん出てくるのでとんだタイトル詐欺なのです。全然優しくありません。でも面白かったです。  I先生に「お読みになったことがおありでしょうけれど、このまえブックオフで見つけたので『やさしい精神医学』を読みました」と言ったところ「あ〜あの西丸先生の!?読みやすいよねぇ」と返してきて、わたしはビビりながら「でもグロい写真がいっぱい出てくるのでそんなにやさしくなかったです……」と言いました……。

「ま、精神医学には歴史があって、昔はひどい扱いを受けたりしてた人もいたからねえ、資料的にそれは残しておかないといけないってコトだよねえ」と、先生ぼそぼそ。

最近はなにを考えてるの?と訊かれたので(これはいつもです)、率直に答えました。前々から思っていたけれど、やっぱり病院に通うたびに思ってしまうことです。

「わたしは待合室でいわゆる「ビョーキ」の人を見たり、…このまえ宅間守の精神鑑定本を読んだりして」

宅間守って池田小事件の?ずいぶん前に死刑になったよね」

「彼には前科が11犯あって、刑を逃れるために精神科に入院したことが幾度もあったそうなんです。統合失調症詐病して」

「そんなことあったんだ」

「果たしてわたしは病なのだろうか? 病を理由にしていろんなコトから逃げているだけなんじゃないだろうか……福祉にあずかり、医療を受ける価値があるのだろうか?と思ったのですけれど」

 

宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで

宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで

 

 「なるほどねえ。でも、うーん、きみは病気というよりも、考え方の特性によって追い詰められてしまっている状態だから、そういう人たちとはジャンルが違う」

「ジャンルが違う」

「性格の問題だね。問題というより、感じ取り方が他者と違う、ということなので、そこで生じる苦しさを薬物療法で和らげることはできる。そういう風にして、思考をプラスに持っていければいいね」

「なるほど……。わたしは、嫌だったことや辛かったことをしばしば思い出してしまって胸が苦しくなるのです」

「そうだね、社会に出るということは辛いだろうし、無理をする必要はないけれど、徐々に成功体験を積み重ねていって考え方のパターンをよい方向にしていければいい」

I先生、牧師か何かかな? いい人……。最近あまり睡眠に関して悩んでいない話、処方薬に関する感想などを一通りいつも通り述べました。その後、余談タイム。

「そういえば、先生はふだん病棟にいらっしゃるとのことで」

「うん、僕はそう」

「…たとえば、さっきの話ではないですけれど、『そういう人たち』って、病識がないわけじゃないですか」

「うーん、そうだね。夜になると電波が飛んでくるうう〜とか、妄想に悩まされてるわけだからね。だから入院していても、彼らには入院しているという認識はないことが多い」

「重篤ですね」

「そうなんだよね」

「たいてい、そのような人たちは親などに連れられて来院するのですよね」

「というより、生活が破綻してしまうからね。それがきっかけになることが多い」

「想像もつきません」

「だから……きみは、まあ曲がりなりにも一時期独立した生活を送れていたわけだし、行動力もあるし、いまも問題なく働けているんでしょう?」

「自信はありませんが」

「あまり遠い未来について悲観したり気に病んだりする必要はないと思うよ」

 I先生は、ゴミ人間のことを励ましてくれました。優しい……。生きててスミマセン……。 次回来院日が13日だったので「不吉な数字だ…」と言っていたら、じゃあ変える?と笑いながら言われました。(変えませんでした)

江夏豊は13という数字を嫌って背番号を28にしたそうです」

「ええ!投手の?なんで知ってるの?きみ若いのに!」(I先生も30代ってカンジなので絶対世代ではないでしょうけど)

「いやあ、手記を読んで。彼、逮捕歴があって」

「へえ、逮捕されてたんだ。知らなかった。野球賭博だっけ」

「いえ、覚醒剤です」

「ええ〜〜そうなんだ……」I先生が「覚醒剤ねぇ…」とぼそぼそしていたので、中毒者の治療経験ってありますか?とか聞きたくなる気持ちをがんばって抑えました。(時間だったしね)「……わたしは覚醒意識には興味ないデスケドネ……」と、言って、先生との診察は終わりでした。 わたしは最近、もちろんクスリマニアであることは認めた上ですが、精神科医の方と話すのが単純に好きなのでは……と思い始めました。I先生、宗教家みたいで面白いんだもの…。

処方箋は変わりませんでした。良かったです。