マリー・アントワネットの悲惨な部分は特に描かれず、甘いものとかお菓子とかきらきらしたものとかお洋服とかお花畑とかそういう映像が延々と流れます。最後はベルサイユから脱走を図ろうとするところでおしまい。でもこの映画を観るような人はその後の彼女の運命についてほぼ全員知っているわけで、その点では意外性のあるラストだったというか、なんというか、本編はさわやかなのに背景に歴史があるから感情がくっついてくる、というか。
名作とされているのか?いろんなところでよく名前は聞きますが…。堤真一、やっぱかっこいいね。延々と新聞社社内の揉め事が描かれるので、まーそーゆーのが好きな人はいいんじゃないかなって印象。どちらかといえば日航機事故に関するドキュメント性を期待してたので、まあそのへんは期待はずれ。だけど面白い映画だとは思う。良かった。
あーなんか既視感あると思ったら山田孝之だったのかー!(ネカフェで闇金ウシジマくん見たことある)ピエール瀧せんせーがご出演なされているということで深いことを考えずに借りてしまったのですが…ひたすらグロかったなあ…。おじいちゃんに無限にお酒を飲ませて保険金殺人するシーンとか冗長だったかなあ…。しかもなんかみんな不幸になる映画だったし救いがなかったし途中からピエール瀧が出てること忘れてたし…。観終わったあとにピエール瀧の体操を見てお口直ししました。げほげほ。
わたしは裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火氏のラジオがこよなく大好きなのですが、その阿曽山大噴火氏がカメオ出演? モブ? キャラあるけど?で出ているということで借りた一本。ふつーーにその辺のシーンで阿曽山氏(本人曰く「金髪スカート男」出番表だと略して金スカって書かれてたらしい)がうろうろしてるのでそのたびに笑っちゃった。裁判傍聴はたしかに面白いけど、マリリンの言葉、ささるなあ…。よいコメディ映画でした。
チェーホフも百合も女子校モノも好きなので、直感で。(「青い花」とか大好きなんですよ!わたし!)なんかふつーに青春部活映画って感じで毒にならなくて良かったです。
- 作者: ケラリーノ・サンドロヴィッチ,Keralino Sandorovich
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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これは舞台。前々から観たかった!有頂天のアルバム「カラフルメリィが降った街」が大好きなので。
「これで、この物語はおしまい。人生とは、恐ろしい冗談のようなものです。これからガーファンクルとして新しい人生を歩むことになった僕ですが、果たしてガーファンクルの僕には、もう一度カラフルメリィの声で目を覚ます朝がやって来るのでしょうか? その物語は、またいずれ。ヘミングウェイも言っています、もし長い年月とか、人生の残りとか、これから先というものがなく、ただあるのが今だとすると、その今というものこそ讃えるべき……」ーみのすけ少年
ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が、病床で死に際の父を看護しながら枕元で書いたという脚本で、垣間垣間にその様子がうかがえる、というか、「死」とはなんなのか?というド重いテーマを内包しながらもコメディタッチになっているので、インタビューにも入っているように比較的軽く見られる作品だったかな、と思いました。でも最後ちょっと泣きました。終わり方は明るいのに。どうしてか泣けました。すごいおすすめです。是非観てください。再演(何度目かはわからないけど)してほしいなあ…。
ラストの合唱で、人間はいつか死ぬ!きっと死ぬ!人間の死亡率100パーセント~~!と高らかに歌い上げるキャスト陣が、いいです。すごく。とても。みのすけ少年(老人)の死に際の幻想世界の中で、ゆらゆらと行ったり来たりして、スパイ組織とか、ごみな居候とか、ばかばかしい要素が繰り広げられながらも、しかし、最後は死ぬ、という。そう、最後はやっぱりぜったい死ぬんです、人間だから。
まあホラーだね。でも期待してたほど面白くはなかった…違うんだよ、犬神家が面白すぎたんだよ。八つ墓村は悪くないよ。
映画「シン・ゴジラ」観ました。超面白かったよ。賛否両論というか全体的に絶賛だけどときどき批判もあるみたいな感じらしいですが、わたしの琴線には超刺さりました。よかったよ。無人在来線爆弾というパワーワードを仕事で書ける庵野秀明がうらやましいよ、わたしは。庵野信者なので、ゴジラ最高ってかんじで周りに勧め続けます。パワフルに勧め続けます次第です。エヴァ旧劇がなんとなく観たくなった。ゴジラ、もう一回観たいです。
実は意外と未読だったの。重めのタイトルだけど、意外とサクっと読める文体だし(まあ、野ばら先生の小説っていつもそうなんですけど)、グロい描写もあるけど、不思議と不快じゃないし。改めて野ばら先生、神です。あと、琳太郎お兄ちゃんにガチ恋……。かっこいい……。
去年の11月に赤坂ACTシアターで観劇しているんですが(「もののふ白き虎」で一緒だった青木玄徳さんのファンの人に勧誘された)、もともとわたしは原作の漫画もアニメも好きな上、非常に出来がよかったので映像ソフトも観てしまいました。推しいないのに!(これすごい珍しいよ!)
ルポルタージュ。逮捕前後のことが克明に記されている、興味深い。(もっとも、それは好奇心の域を出ないが)
中村うさぎ女史が大好きです。ホス狂いだったり買い物狂いだったり整形したりした人。まぁ生けるホスラブみたいな感じ。