まず初めに断っておくとすれば今日まで私はそこそこのスズカツ信者だったとゆーことである。「僕のリヴァ・る」も「喜びの歌」もなかなか面白かった、ところどころ難解ではあるけれど。まあ、だから今回もまあまあ期待してた。
しかし、ここまでつまんない舞台を見たのは前代未聞というくらいつまらなかった。「ミュージカル神様はじめました2016」の方がまだマシかもと思ってしまうレベルでつまらなかった。何が根本的に悪かったのかは残念ながら私にもわからない。行くつもりだった神戸千秋楽のチケットも売ることにした。バカでかい稽古場1ヶ月借りて10日間も小屋入りして出来たのがこれかと思うと涙を禁じ得ないという感じだ。もちろんキャストの努力は認めるがあまりにもストーリーに突っ込みどころが多すぎるのだ。
同じゾンビものならモーニング娘。がやっていた「ステーシーズ」の方がよっっっぽど面白かったので観劇中はずっとステーシーズで「再殺部隊」を歌った田中れいなのことを考えていた。あれは面白い。みんな見るべきです。
個人的に面白かったシーンといえば、ラストバトルで推しが覚醒したときに「おいおいそれはただの推しじゃん(空手世界大会優勝経験あり)」と思った時だった。
というわけで以下舞台「バイオハザード」をこきおろす記事なので気をつけてください。
登場人物がすぐパニクる
洋画のゾンビものにありがちな展開だから仕方ないのかもしれないけどとにかくイライラする。特に弁護士の木戸邑弥とIT企業の社長。君たちはダメだ。何がダメかを説明するまでもなくダメだ。何故そんなにキレ性なんだ?もうちょっと落ち着きたまえ。
青柳塁斗がすぐ死ぬ
早すぎだろ。いいのか?青柳厨よ。いいのか?最後まで生き残る横浜厨と速攻死ぬ青柳厨が同じチケット代なのはどうにも納得いかない。青柳厨、最初のわずかなシーン以外はずっと発狂してるし。いいのか青柳厨。いいのか青柳塁斗。ちなみに私はこれ以降脳内でガキ使のように「\デデーン/青柳、アウトー」という音声が流れるようになって笑いをこらえるのに必死だった。
なんか登場人物がすぐ陰謀とか実験とかに話を絡めたがる
日本人が言うとどうにも胡散臭さが拭えない。
東幹久「この殺し合いはすべて実験だったのだ」
山田悠介の小説かよ。今どき中学生は魔法のiらんどで小説連載したりしねえんだぞ。
篠田麻里子はなぜハーブを飲んだのか
説明頼む。篠田麻里子ってゲームマスター側の人間だし殺されてもまた蘇らせてくれる的な発言なかった?意味なくね。
忘れたけど誰かと銀行員の女が速攻で男と仲良くなって速攻で死んだ
もうちょっと引っ張ってもいいと思うんだけど。やるならしっかりやろう。しっかりやらないならいらない。
推し、なぜ最後の最後に篠田麻里子を抱き寄せた
文脈皆無。理解不能。いい匂いかぎたかっただけだろ。
無音で刺さるナイフ
銃声は爆音なのに……。
色々挙げましたが2時間の暇つぶしにはなると思うのでどうしても暇な人は見に行ってみてください。どうしてもね。保証はしない。