I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

2018年4月~6月のこと(観劇とイベント)

ミュージカル「テニスの王子様」15周年記念コンサート Dream Live 2018

 友人にめちゃくちゃ「あげまん」な子がいて、その子は歴代推したちがことごとく有名ドラマ出演・有名映画出演・テニミュ出演などが決まるという一種の超能力者みたいな女子なのだが、またしても推しが青学10代目としてテニミュに出演することになり、まあとるものもとりあえずドリライ横浜楽に行こうとなってスタンド最前列で観た。ボケーっとしながらセンターエリア全体を眺めていたら3時間くらい終わっていたけど私は戦隊厨として戦隊の解散卒業を経験してから「解散」「卒業」を目の当たりにすると悲しくなってしまう病気なので、青学9代目の卒業はかなり悲しく、変わっていくものなんかこの世になきゃいいのに…と思った。もちろん、変わらないと困ることというのはたくさんあるんだけど…。そして特に予告もなく突然青学10代目が出てきたので私と友人は卒倒した。みんなボーゼンとしていた。

 丸井ブン太の「Take it Easy」の前に流れたVTRが完全に初期ももクロエビ中等のライブで流れていたVTRのノリでめちゃくちゃ良かった。そしてテニミュ楽しいと思った。テニミュのオタクたちはみんなキラキラしていて心からテニミュを楽しんでいた。いいなあ……。そう思った。という旨を鳥貴族で伝えたところ友人は「どれ推す?」と言いながら青学10代目メンバーたちの写真を見せてきた。なぜ推すと断定しつつ写真を見せてくるんだろうかと思ったが本当に楽しそうでいいなあ……と思っているのでテニミュに行きたい。でも変わりゆくものをまた好きになるのは心が傷つく……けどオタクそんなのの繰り返しばっかりだよなとも思った。今年も夏が来る。

 

イベントしました

 「外道ナイト Vol.1 禁断のガチ恋編」開催しました!ご来場いただいた皆様、本当に本当にありがとうございました。あやたそさん、ふちりんさんも本当にありがとうございました。

 自分史上最多にプレゼント等頂き、てんてこまいで自宅まで帰りました。お花も頂きました。リビングに生けました。入浴剤は遠征時に使用して若手俳優の気分を味わいます。ヨックモックとめんたいバタースナック美味しかったですハッピー!地味にたばこ貰ったのめちゃくちゃ嬉しかったです。吸います。現場で。白目を剥きながら。あと無印の導入液とか頂いてアイドルの気持ちです。顔にね。塗ります。本当に本当にありがとうございましたやった~。

 初主催だったのでいろいろ間延びした部分もあり申し訳ありませんした。反省を次回以降に生かして頑張りますっ(あるのかな…)。ガチ恋について話しました。ふちりんさんがキレキレで本当に面白かったです。大好きです。チェキもいっぱい撮りました、自分史上最多に撮ったのではというくらい撮りましたしぇいしぇいサンキュー!冊子も作りました!貰ってくれた方本当ありがとうございました!若手俳優が虚言ばっかりしてオタクにクソやなって思われる小説でした!

 ガチ恋というのはつらい病ですけど、でも、外から見てると面白い部分もあるし、実際自分を道化にして笑う人もいれば、真剣に悩む人もいれば。そんなガチ恋の多様性の部分についてガチ恋の人もガチ恋じゃない人もいいよね~って思いながら認め合えるようになりたいですね。

 余談ですがライブハウスの運営さんからのメールに「石川梨華さんのガチ恋の方と溝端淳平さんのガチ恋の方」と書いてあって一体…となりました。溝端淳平さんは今回のイベントに関係ありません。ホイミ

 

RICE on STAGE「ラブ米」~I'll give you rice~

 いま2.5次元で一番電波な舞台だと思います。2時間みっちり飛び交う電波の嵐で昨年11月の公演に引き続き全身に電波を浴びながら楽しめました。2月のバレンタイン公演を観ていないので詳細は全く不明なのですがST☆RICEのメンバーが一部カマキリになっていたりして冒頭から電波ワールドに引きずり込まれ、フリーカのソロ曲は題名が「SOLID STATE SURVIVOR」のパロディなのにゴリゴリのメタル、全編にわたって駆使される絶妙すぎる間、等、「大長編・gdgd妖精s」を観ている気分になれて良かったです。(gdgd妖精s、みなさん覚えてますか?私は大好きでした…)

 

・舞台「メサイア月詠乃刻ー」

 ひたすらに辛くて、心がめちゃくちゃになってしまったし、通ってたら正気ではいられないだろうなという感想だった。人を救うことは難しいこと。なのですごく凡庸な感想だけど、大切に人間であることを生きよう、と思えた。ただそれだけ。私は万夜様のことも小太郎のこともよく知らないから、こんな凡庸な感想しか出てこない。そう思うととても人間は愚かだし…。人間は愚かなのに生きていく価値があるのかな、と考えてしまった。 人間が人間ありのままの状態で生きていくことは許されるんだろうか。万夜様は幼少期からそれが許されない環境にいて、象徴的なまでに、自分の力の及ばない小太郎に希望を見出していたのだけれど、小太郎は生贄になって死んでしまったから、万夜様の背負う業や罪や罰は自分の持った希望の裏返しでもあって、万夜様はいつきに諭されて生きることを選択したあと(この選択の仕方も、私は見ていて、こんなに最悪なことはないし私が万夜様だとしたらここで生きることなんて選べないと思った)自分のことを呪わずにうまく優しく生きられるんだろうか、と不安になった。万夜様に、うまく優しく柔らかく生きられる日がいつか来てほしいと願う(それはとても難しくて苦しいと思うけれど)。

 

・舞台「真夜中の弥次さん喜多さん 三重」

 昨年も観た。地味に私は好き。でもサイケ耐性のない人が通うと不条理の連続に気が狂いそう。ところどころに地蔵中毒のエッセンスを感じてしまったのだけれど(有名人の突然の引用や、「〇〇の宿」シリーズなど)演出が川尻恵太氏だった。なるほどと思った。薬物中毒で花がアイドルになる幻覚を見ているというやつ、完全にオタクの置かれている状況を暗示しているし、後半で旅を続ける理由への言及が完全にメタ化しているのもよかった。何の脈絡もなく現れるオカマ(仏)やハムカツを求めてさまようジェラピケのヤク中(大海将一郎さん)もよかった。何も考えずにボケーっとしていると2時間終わるので、楽でした。途中で不可解に挟まれる大喜利コーナーも、まあいいか、という気持ちになってしまう。