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推しが映像俳優

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 推しの将来って、なんだ?

 

 推しは映像俳優をしている。なんとこの前CDデビューも決まった。はっきり言ってちょっと迷走しか……でも、必要なことだ……。

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 CDデビューに対してはそんなにびっくりしていなかったが、いくら東映制作とはいえGReeeeNの実写版映画に出ることが決まったときはそりゃもうぶったまげたのをよく覚えている。道理でニヤニヤしながら「今ある曲をwww 聴いててwwwドュフwww(※誇張が含まれています。)」と銀河劇場で言っていたわけだ、と思った。そらGReeeeNの映画の撮影中だったらニヤニヤもしますがな。そらしゃあないわ。 CDデビューは、え?しないの? 出さないの?ぐらいに思っていたので、後付で発表されてもそこまでぶったまげなかった。ただ、現実的に「多分VS嵐に出るし」「朝のワイドショーはしごして宣伝するんだろうな公開日ドーーンって書いたパネル持って」「下手したらMステにも出るかも」「店の有線で推しの歌聞くのか」とか思い始めてしまうと、やっぱりじわじわくるものがあり、結果的にうごー!!と頭を抱えることになった。

 厨を始めた2年半前には将来なんて見えていなかった。とりあえず推しはヒーロー。戦隊のグリーンで毎日撮影で朝5時に東映行って撮影終わっても毎週末ヒーローショーで全国回りしてやっと解散!!ってなったらもう1年経っていたし直後に舞台が2本決まっていたのでこのまま舞台俳優コースで3年くらいしたら下北沢でちまちま舞台とか出てるんだろうからそしたら祝い花出して地味にオタクやろ~ぐらいに一時期は考えていたものだった。

 ところが。スターダスト6部、まあ粘る。東映を中心にしてはいるものの地道に仕事をゲットし続けついに2016年は映画に5本出演。バーターで「オオカミ少女と黒王子」の脇役にねじ込み出演、それに比べれば地味ではあるものの日テレ→テレ東と地上波の深夜連ドラにかなりいい役で出演、GReeeeNの映画も決まって2017年は既に決まっているだけで映画公開が2本と長期舞台が1本……順調じゃね? そう、ぼーっとしてたら推しは俳優としてか~な~り順調な部類に入る人間になってしまっていたのであった。やっぱ大手事務所のパワーってすげーと思う間もなく日々は過ぎていく。

 そういえば今年はオールスター感謝祭の「赤坂5丁目ミニマラソン」の沿道応援にも行ったし、スポーツ男子No.1決定戦で推しは5位になっちゃってるし、あのCMでよくやる「オオカミ少女と~!!黒王子~~!!」と頭を空っぽにして東京国際フォーラムで叫んだ記憶もある。

 推しはたぶんこのまま映像俳優になる。

 そしてやがて中川大志窪田正孝みたいに当たり役をずばーんと掴んでありえんくらい売れて到底会えなくなる。舞台も出なくなるだろう。今会えてるのが奇跡だと思ったほうがいい。2700円で握手できなくなる日も、そう遠くはないのだ。

 そう思うと1日1日を大切にしよう、とやけにセンチメンタルな気分になってしまう。鬱ってやつだ。このままずばばばーんと売れてしまったらどうすればいいんだろうか。飴玉みたいに戦隊厨だったときのGロッソでの思い出をじわじわ消費して低エネルギーで生きてねってことなんだろうか。飴玉だっていつかは溶ける。餓死しちゃうよあたし。考えるだけで死にそうだ。

 推しとのスタート地点は、ヒーローと戦隊俳優おたくだった。なかなか距離は近い。今じゃどうだろう。ただの「俳優」と「ファン」じゃねえか。日に日に距離が遠ざかっていく。それはどうしようもない。どうしようもないというか売れてくれないと困るのでスターダストありがとう!!って気持ちなんだけどやっぱりたまに考え込んでしまうときがあって鬱鬱。

 そんなときに冒頭のブログを読んだ。

最近とても気になるのが若俳がみんな何を最終目標としているのか。

 あたしも気になるよ!!(怒)いまの活動方針がマネージャーの某氏によるものなのか本人が強く望んでるものなのかも気になるし色々気になるし舞台がいいのか映像がいいのかどっちつかずな今の状態でもいいのかとか気になることだらけだよ。怒りと困惑と鬱をぶつけたらしっちゃかめっちゃかな文章になったなオイ。

 乞食おたくとしては、会えるほうがいいので舞台に行ってほしい、という気持ちもあれば、家で見られるので映像に出てほしいという引きこもり全開な自分も自分の中にいるのでそういう気持ちもある。舞台に通うのって冷静に考えるとクソ疲れるのだ。朝起きて服選んで着替えてメイクして髪の毛セットして劇場に行って観劇してご飯食べて観劇して帰って寝て次の日も観劇してだんだん自分が望んで観劇しているのか何かの罰ゲームで観劇させられているのかわからなくなってくる。(前に観劇鬱をテーマにした小説を書いたが不評だった。小説「りあこちゃんの大冒険」 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 推しの将来って、なんだ?最終目標って?

 この路線で売れるのは少なくともあと……5年だろう。推しが20歳なので25歳まで。これは勝手に決めた。勝手に決めんなよ。でも実際にそういうところあると思う。アラサーに差し掛かったら本格俳優に転向するか舞台に戻るかミュージカルとか出始めるかいっそのこと2.5次元やっちゃうかみたいな……5年後には新しい選択肢が出始めてそうですね……。

 映像俳優なのはもしかしたら2018年くらいまでかもしれない。ある日突然帝国劇場系ミュージカルへの出演がバーンと決まっちゃうかもしれない矢田悠祐くんみたいに。あるいは急にバンドとか始めちゃうかもしれない平牧仁くんみたいに。俳優辞めちゃうかもしれないこれは例をあげると枚挙にいとまがない逮捕されないでくれたらそれでいい。←最後のは、高校のときのバイト先の先輩が浜尾京介くんが好きで、その恐怖をとうとうと語って聞かせてくれたことをよく覚えている。急に推しがどっかに消えちゃうかもしれないんだから今を全力で追いかけなさいと説いて聞かせてくれた。今でもその言葉はわたしの脳裏に貼り付いている。なかなか離れてくれそうにないのが悩み。

 

 わたしは2.5次元出の俳優オタクではない。そもそもスタート地点が戦隊で、(戦隊だってちょっと特殊だけどかなりハードな映像現場だし)舞台にちょろっと寄り道して2.5次元アレルギー起こして全身かきむしりひぃひぃ言いながら結局映像現場に戻ってくると安心している自分がいる。

 なので逆に2.5次元出の俳優の人たちや俳優オタクの人たちが「映像」に尋常でなく憧れているのを見聞きするとそんなにいいもんでもないよと思う反面いいもんだよとも思う。まあ、良い点も悪い点もある。会えないけど、家で見れるし。

 「売れる」ことに対する、超高速な恐怖については、たとえばひとつ志尊淳くんを見ているとなんだかわかるような気がしてくる。彼はあまりにも超高速で売れすぎた。

舞台俳優はスクリーン1枚隔てることがない。板の上の演技を直接見られる。同じ空間で、推しの演技を見れる。

 今年の5月は、オオカミ少女と黒王子が公開され本人はGReeeeNの映画を撮りながら舞台をやるというしっちゃかめっちゃかな状況下であり、推しもどうやら自分が「なに俳優」 なのかはわかっていない様子だった。ただそこに俳優であるという事実が横たわっている…。俳優ってそういうもんだと思うし、マルチジャンルで活動することにもっと本人たちもオタクも慣れなければいけないし、「微妙な立ち位置」の、たとえば推しのような俳優がもっと増えてもいいと思う。映像、舞台とぱきっとジャンル分けすることで余計にわけわかんなくなってきているのが最近の自分だから。

 推しの演技を同じ空間で観たけど、もう結構観たのでそろそろいいかな……と思っちゃうけど次もたぶん全通だな。

 映像にも舞台にも両方出ている俳優につきまとうデメリットとしては「テレビや映画でみれるので茶の間がなかなか舞台にこない」これに尽きると思う。高杉真宙くんが主演をはっていても銀河劇場は埋まらないのだ。もちろん舞台いっぽんでやっている人のほうがもっと動員はねえよとかそういう反論もあると思う。けれど知名度に比例して動員が上がるかといえば必ずしもそうではない。

 特に推しはニコラのメンズモデルを経てティーン向けの露出(とは、ここではセブンティーンとかの雑誌の胸キュンデート企画に出たりJUNONに出たりすることをさす)を増やし茶の間はそこそこいるもののチケット代が8,000円台の舞台になると途端に動員がガクっと下がるという現象を目の当たりにしているからこそそう思う。そんで舞台が続くとリアちゃんたちは「最近見れないから寂しい~」とかほざく。オイオイ今日も銀河劇場で公演やってたよ。来いよ。とか思うわけである。

 マーケティング戦略としては、取り込んだ層と通える層が全然ちがっていたということである。なので今後の「CDデビューするしばんばん映画出るしもう完全にそっちに舵をとっちゃうぜyeah」な営業戦略については文句なしである。ダンガンロンパ2の再演が最後の舞台くらいの気持ちで臨んでもよい。

いつかテレビとか映画で大活躍して、信じられないくらい遠い存在になって、推しのチケットが売れてなかった日のことが嘘みたいにファンがついたらいいなって思う。

 点と点がある。「マイナー」 と「売れっ子」のふたつの点のあいだを推しはゆっくりゆっくり移動していってる。確信を持って「推しは売れてない」といえる人は非常に安泰だ。点から移動しない。わたしはふたつの点の果てしない狭間にひろがる暗闇を延々と手探りで歩き続けている。推しもたぶんそうだ。推しもときどき「いま暗闇にいるんだよね」(的な)発言をすることがあり、つまり「売れっ子」の点に向かう途中の道標なき道路で「道標ない!!」と叫んでいることであり、ときどきそれを目にしては「あたしも迷ってるけど推しも迷ってるんだよなー……」と、思う。あたしの道標は推しだが、道標だって迷っているのだ。

 真っ暗な中を、「売れっ子」というぼやーんとした狭い狭い光るステージ目指して(しかもそのステージには無数の棘がはえていていつ蹴落とされるかもわからないしそのことをわかっているのに)推しは走っている。あたしはそれを必死に応援し続ける。同じ気持ちになろうと一緒に迷ってみたりもする。でもそれは本質的に「一緒」ではないこともわかっている。ちょっとそういう気分になっているだけで実際は推しは力強く走っているのにあたしはふらふらでへにゃんとした走り方をしていることもわかっている。

 止まったまま、「売れっ子」の星を遠くみて憧れている俳優ならいい。ものすごいスピードで走り抜けていく(そう、たとえば赤坂5丁目ミニマラソンのように)俳優を応援していると、いまここがどこなのか? よくわかんなくなってくる。ある人は「そこはもう売れっ子の大気圏に入っているよ」とも言うし、ある人は「まだそこはマイナーの大気圏を脱出していないよ」とも言う。

 

 流星くん、いったい将来は何になりたいの? 純粋にときどき考えることがある。天に才を与えられし人間がどこまでその才を活かした仕事に頼るのか。表に出てきてくれるうちは応援するだけ。でも「将来」の果ての果ての果ての果てについて考えるとキリがなくて頭が痛くなってくる。ていうか、いつまでオタク続けるの? 続けられるの?物理的にも、金銭的にも体力的にも。どこまでついていけるのやら?

 将来について考えても仕方ない。ここ2~3年の展望について考えよう。と思うと、ちょっとだけ楽になるのでオススメ。真剣に考えてもキリがないので、ふざけることもオススメします。CDソロデビューとかどうですか?矢田くんか! ユニット組んでCD出すとか……Unknown Number!!か。 いまの若手俳優、活動の幅広すぎ……。