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舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

いきなり紹介!完全舞台制作マニュアル2017

あなたが2次元オタで、好きな作品がなんと舞台化決定してしまったり、うっかり舞台俳優にハマってしまい、舞台に延々と通う羽目になったときに、日程や劇場、出演キャストや、脚本家や演出家も勿論大事なのですが、最も大事といえる項目は舞台のすべてを仕切ることになる制作会社の存在です。この記事では、戦国時代の様相を呈している、主にイケメン・2.5次元舞台の制作会社について、独断と偏見をもって解説していきます。 関係者の方が見られた場合におきましても、心おだやかに読んでいただけますとたいへん幸いです。まあ、独断と偏見だしね。結局、自分の感じ方次第みたいなとこあるしね。ですが、やはり心構えというものは大切だと経験上思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

ネルケプランニング

2.5次元舞台ブームの主犯火付け役といわれている。もともとは声優のキャスティングとかをやっていた会社らしいが(ちなみに、ウィキペディアにも堂々とかかれているのでどうしようもないが、声優関係においては悪評があったらしい)、オタの間にはミュージカル「テニスの王子様」ロングランによって2.5系の制作会社として広く知られることとなった。舞台の制作本数においては突出しており、その分経験が積まれているのか、運営がグダることは少なく安心感があるように思える。ただし、特定俳優の重用(加州の人など)が目立つため、社内から闇を感じるとの意見も。多分、AiiAを年間通して半分くらい抑えているのはこの会社。あのプレハブのどこがいいのか疑問(多分、値段)。

最近では公式サイトが乗っ取られ、2.5次元舞台に対するヘイトが日々蓄積されていたオタからはざまあという声が散見された。また、なぜかサンリオと組んでおり、ピューロランドでの公演「ちっちゃな英雄」やミュージカル「SHOW BY ROCK!!」などもネルケが手がけている。テニミュ俳優などのネルケ作品で実績をあげた俳優が唐突にテコ入れのような形で「ちっちゃな英雄」に投入されることがあり(味方良介、石渡真修など)多摩流しとして恐れられ動向が注目されている。

とにかくビッグタイトルを速攻で抑えて自社のキラーコンテンツにしたいという意向が伝わってくる作品制作が多い(ミュージカル「刀剣乱舞」、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」、ライブ・スペクタクル「NARUTO」など)。その反面、中小規模でのコンテンツ新規開拓にも意欲を示しており、「中の人などいない」とする強固な村社会独自の世界観を築いているアイドルステージシリーズは2011年の「少年ハリウッド」初演以来6年間の歴史を誇っている。

特徴として、ネルケにはお抱え演出家・脚本家のような人物は存在していないため、良くも悪くも作品ごとに全く評判が異なっている。原作オタから手放しで賞賛を集める作品もあれば、解釈違いが問題になって学級会になってしまう作品もあるため、フタをあけてみるまで原作オタにとっては気が気でないかもしれない。

 

マーベラス

ネルケほどの制作本数はないが、2.5次元舞台のビッグタイトルが多いため(舞台「刀剣乱舞」、ミュージカル「薄桜鬼」、舞台「弱虫ペダル」、「あんさんぶるスターズ・オン・ステージ」、舞台「K」など)、オタ学級会のやり玉に挙がることが多く存在感のある制作会社。

特徴としては、個性の強い演出家・脚本家を呼ぶことが多く(末満健一、西田シャトナーの起用など)原作の解釈やキャラの演出が問題になりオタのあいだで学級会が起きてしまうことがままあることが挙げられる。また、やはり特定俳優の重用が目立ち、最近では「ミュージカル「薄桜鬼」~黎明録~」に土方歳三役で出演していた佐々木喜英を「ミュージカル「薄桜鬼」~原田左之助篇~」では風間千景役にキャスティングするという超ウルトラCを披露し、同じ作品の中で同じ俳優が違う役を演じるという不可解な現実に直面したオタが大学級会をおこす事態が発生した。

その代償なのかはさておき、運営面においては比較的しっかりしている気がする。

 

日本テレビ

舞台「真田十勇士」、舞台「里見八犬伝」など、基本的には骨太な作品を規模の大きいツアーでまわる舞台が特徴だが、時々「マジで?」みたいな訳わからん舞台を上演することがある。「マジで?」みたいな作品の場合、下請けに制作を全部丸投げしているので日テレはほぼ名義貸し状態であり運営に関わることは全く無い。舞台「闇狩人」では、下請けが北九州公演の運営だけをさらに孫請けに丸投げしていた為、最終的に予算が雀の涙になっておりキャストがやっすいビジホに宿泊、さらに現地と日テレとの意思疎通が全く取れておらず運営がグダりまくっており、その所業はオタをことごとく絶句させた。

「マジで?」みたいな作品以外は、正直ずーーーーーーっと真田十勇士里見八犬伝を繰り返し上演している。それ以外にレパートリー無いんか。

 

る・ひまわり

主に歴史もののストレートプレイ作品を上演しているが、「るひま俳優」と呼ばれる俳優が存在するほど特定キャストを重用すること、根強い固定ファンに支えられて興行が成り立っていること、ストレートプレイのはずなのに一部公演では2.5次元舞台のような「一幕芝居/二幕ショー」方式を採用しアイドルばりのパフォーマンスを俳優が繰り広げることから、強烈なとっつきにくさを有する制作。独自の雰囲気が肌に合えば舞台は面白いが、内輪ネタ、楽屋落ち、唐突なエチュードなどが多いため、時に辛辣な批判を受けている。また、批判の矛先は異常に長い上演時間にも及び、一幕前半→休憩→一幕後半→休憩→二幕と平気で4時間くらいやっていたりすることがある。狂気の沙汰。作品ごとに、俳優によるアイドルばりのオリジナル曲PVをYouTubeにアップロードしている。

 

クリエ

原作ものとオリジナル作品を半々程度の割合で上演しており、「極上文學」シリーズ、「ハンサム落語」シリーズ、「Club SLAZY」シリーズなどの独自路線をひた走っている。(メサイアシリーズは、クリエ制作からぬけたそうです。無知さらしてすみません)作品の評判は良い。中小規模の劇場での上演が多く、メジャーな2.5次元作品と比較するとややサブカル的な位置にある制作ともいえる。

 

キティエンターテインメント

SHATNER of WONDERシリーズなど、コンスタントにストレートプレイ作品を上演している。評判は、正直作品次第という感じ。ピンキリ。会社内に俳優のマネジメント部門も存在し、以前は玉城裕規、中村誠治郎、川隅美慎、根本正勝などが系列含めて所属している実力派事務所だったが、内紛が起きたのか突然有名どころ全員が辞めた。先が思いやられる。

 

東映

制作にクレジットされている作品が年に数本上演されるが、TOEI HERO NEXTステージなど一部の作品を除いて基本的に運営はもう一段階下の会社に丸投げしている。戦隊・ライダー俳優をやたらキャスティングするので、もしかすると口出しするだけしているのかもしれない。

 

 

「この制作ってこの舞台しかやってないじゃん」みたいな零細制作は外したら貧弱になってしまいました。

何かここ取り上げてほしいみたいな制作があったらどしどしお寄せください。