読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

わたしと音楽の話。<中編>

plus14.hateblo.jp

 

 前編はこちら。4か月空きました。気が向いたので続きを書きます~続き書くよ~。

 

 前編のあたまで非常階段の話をしたんだけど、身の回りのサブカルちゃんにBiS階段から非常階段入ってノイズに興味持ったって子が何人かいて結構びっくりした……。わたしはBiS階段の前にマントヒヒの衝撃により非常階段からいったん遠ざかっていたのですが、戸川純ちゃんの動画見たくてニートだったときにずーっとググってたら偶然BiS階段の「好き好き大好き」を発見して、非常階段っていま地下ドルとコラボなんてしてるんだ……って思った(※BiSの名前は知ってた)のがBiSを好きになるきっかけでした。

 「好き好き大好き」はメンヘラオタク必聴の名曲。愛してるって言わなきゃ殺す!っていう一節は有名だよね。 BiS<Brand-new idol sociatyー新生アイドル研究会の略>は、わたしが過去と未来すべてを合わせても最も好きな女性アイドルグループです。

 


BiS / nerve directed by NIGO®(2.5D × VICE)

 

 BiSはもともとソロアイドルをしていたプー・ルイが2010年に主宰という形で結成した地下アイドルユニット。歴代メンバーは11人にものぼり、P-MODELも真っ青のプールイワンマン独裁政治で約3年間の先鋭的な活動を行いサブカル界に熱狂と議論を巻き起こした伝説のグループです。

 全裸でPV撮影したり、全裸が嫌すぎてメンバーがひとり脱退してたり(現在の苺りなはむ氏)、そのくせ曲は良いからついつい聴いてしまう、みたいな。初期時代、何回かプー・ルイの持ち曲から引っ張ってきたSPANK HAPPYの「エレガントの怪物」を遣っていたこともありました。中盤のIDOL is DEAD?公演とかでもやってたのかな、YouTubeでみれるはすです。

 SPANK HAPPYはわたしが友人に勧められて好きになったエレクトロニカユニット。その中でも主に、(有名だけれど)岩澤瞳をボーカリストに迎えていた第二期が好きです。アルバムでいうと「Vendome,la sick KAISEKI」。


Spank Happy - ANGELIC (PV)

 現代ジャズの第一人者であるところの菊池成孔先生が1992年に結成したユニットです。最初は売れたい!売れ線目指そう!という路線だったらしいですが、メンバーの脱退を経て99年ごろには一般的に知られるクラブとも渋谷系ともつかない不思議なアプローチの音楽が出来上がりました。

 浮遊感のあるサウンドと、ジャズっぽいともクラブっぽいともつかないコード進行が特徴的で(「ファッション・ショーで流すための音楽を意図した」との菊池談をふまえてから聴くと、なんだか納得できる)アルバム「Vendome,la sick KAISEKI」にはオリヴィア・ニュートン・ジョンの「PHYSICAL」のカバーから、ロリコンや特殊プレイについて淡々とした語りがはさまれる表題曲「Vendome,la sick KAISEKI」まで全体的に薄暗いながらもきれいな曲が10トラック収録されている。

あなたの国は、小さい子のヌード写真がおおすぎるって、どのパーティーでもいわれた。 街中に裸の女の子の写真があふれていて、電車の中にまでつってあるのは絶対おかしいって。 でも、まさかそのうちの一人があたしだってことは、誰も気づかなかった。 あたしはこういう所に集まるマダム達は、エメラルドを頭にいっぱいつけすぎて馬鹿になっちゃったんだって思って育ったの。 パパは「この国には肉食の文化が無いから。みんな我々のように乳のみ仔牛から腐りかけの成牛までの、いろんな肉の味わいの差だとか、ジビエの血の味の事とかが解らない。だから子供の裸ばかりを有り難がるんだ。一種の国家的変態だよ」っていうお得意の演説で、腐りかけの成牛みたいなママを喜ばせてる。 彼女はキャビアを食べている人を見ると鼻をつまむ。 小さな卵を食べるのは野蛮人だって。

 

 それから、これがSPANK HAPPYディスコグラフィでは一番有名なのかもしれないけれど、菊池成孔 feat.岩澤瞳の名義で発売された「普通の恋」。

www.youtube.com

 

 

 サブカル好きだと、地下アイドルに入るきっかけ多いですよね。あれもこれも父の影響なんだけど、父の影響でもともとPizzicato Fiveが好きなんです。はじめて聴いたアルバムが「超音速のピチカート・ファイヴ」で、「ザ・サウンド・スペクタキュラー」~「ロンドン・パリ」の流れに衝撃を受けて一気にピチカートが好きになった。有名な「A new stereophonic sound spectacular!」のフレーズから始まって「サンキュー<ワールド・ピース・ナウ>」で終わる全6曲のミニアルバムなんですけど、めっちゃめちゃそれに衝撃を受けた。渋谷系ってね、漠然と説明すると「オシャレ」「フランフランとか日曜の南欧のマーケットとか裏原宿の美容院とかで流れてそう」「ちょっとラブホのボサノヴァチャンネルっぽい」ってことだと、わたしは(あくまでもわたしは)思うんですけど、「超音速のー」って音楽的にはザ・渋谷系ボサノヴァ風味だったり田島風味だったりがけっこう排除されてるアルバムで、どっちかというとオサレなロック、ポストロックとも違うな、ポストロックってART-SCHOOLとかそういうのだよね!?と思ってググってみたら、それも違うみたいで……World's End Girlfriendみたいなのをポストロックって言うんだって。へえ……。 話それた……。 そういうわけなので、ピチカートの入り口としてはちょっと邪道だったかなと思ったりしなくもないんですけど……そっから好きになりました。

 ザ・渋谷系が聴きたいのであれば、売れ線狙ったと小西氏も仰っている「Sweet Pizzicato Five」とか、捨て曲が1つもない小山田圭吾氏と共同プロデュース作品「Bossa Nova 2001」とかを聴くべきなのではないかなと、わたしは思います。いや~でもね~~ピチカートの音楽性を説明するにはわたしあと5000枚くらいの古今東西の音楽を聴いて勉強しないと無理なのかもしれない。Hallelujah Hare Krishna(「Bossa Nova 2001」所収)とか、大好きなんだけどね、要約するとゴスペルで始まってギターソロで終わるの……。ピチカートってすごく聴いていて頭を使うユニットだなと思います。分類不能だし、小西氏に平伏しかない。

www.youtube.com

 

 これ80分くらいの間にピチカートのほぼ全曲といろんな映像が詰まった超長編ファンミックスなんですけど、とりあえずこれ聴けばピチカートの良さがわかる! 人にはわかると思うのでほんとうに観てほしいです!! ピチカートを聴いてよ!手荒な真似はしたくないから!(流行ってるやつ)

 戸川純ちゃんが文化大革命前の中国に対して執着しているとすれば、ピチカートが執着しているのは(90年代から見た)「一昔前のロック」。

 1994年にピチカートが野宮・小西のツーマン体制になってリリースされたアルバム「OVERDOSE」。ピアノソロと台詞が印象的なovertureで始まり、自由奔放で子供っぽいミュージシャンの男を延々けなしながらも好きなことばっかり暮らしてるんだから飛行機に間に合えばそれでいいじゃんということを延々5分歌う「エアプレイン」、「自由な心とギターとバイクとブーツとジャックナイフと」という一節が印象的な「自由の女神」、箸休めに「レディメイドFM」を挟んでシングル曲の「ハッピー・サッド」を印象的に配置したところで、「スーパースター」と「If I were groupie」という問題作2曲が怒涛のように流れる。

 ピチカートがOVERDOSEで歌いたかったことって、「一昔前」パンクだか、そういうロックが超流行ってた時代に、追っかけやってた子たちとバンドマンの生活を、極力オシャレにキラキラと装飾して、しかしところどころに毒蛇を潜ませる、そういうことだろってわたしはOVERDOSEをこの年になって聴いて思うんですよ。

 If I were groupieでは、延々と元バンドのグルーピーの女が当時に一緒に追っかけをしていた子たちのエピソード語りが挿入される。「そのころ、わたしはもうすっかり顔パスで……一番すごいときはコンサート会場に入るヘリコプターに……あれがわたしの人生のハイライトでした」バンギャの歌じゃん!!!!!

 ピチカートファイヴは、超オシャレなバンギャの曲を歌うユニットです。

 OVERDOSEに限らず、ピチカートの歌う女の子の生活って、自由奔放で、テキトーで気まぐれで、現代的だけど引きこもり気質だったり、退廃的だったりする。Ifーのあとに続く「ショッピング・バッグ」の歌詞の内容は、モデルの女の子が本屋行って、休みの日にフリーマーケット行ってガラクタ(「安物のランプシェードと古い映画のポスターとチベットのお茶と白い切り花とそれにアフガンコートも」)買って、彼氏がいないことを開き直るっていうだけの内容です。そして小西詞に出てくる女の子はいつだってちょっと病みっぽくて上から目線でそれでいて耳に入ってくると心地が良い。変なの、って感じです。文字にするとすごく変な感じ。

 そんなこんなで、Negiccoを聴くようになったきっかけがピチカートです。小西氏が「アイドルばかり聴かないで」の作詞作曲をしたとなにかの記事で見て、気になって聞いてみたら見事にはまった。


Negicco / アイドルばかり聴かないで MV(full ver.)

 やっぱりこの曲に出てくる女の子も、若干上から目線で、失礼で世間知らずな雰囲気が漂ってるんだけどそれがいいなあと思う。この曲カラオケ行くとわたしだいたい歌うから、もしかするとわたしの友達は聴いたことあるかもしれない。おたくで集まったときに聴きたい曲だし、「でもどんなにお金を積んでもあの子とはキッスとかできないのよ ざんねーん!」って歌うとなんかすっきりする。

 あとNegiccoだと、最近出た「光のシュプール」とか、Pizzcatoカバーの「マジック・カーペット・ライド」とか好きです。

 

 地下アイドルだと、(いまはもう地下じゃないけど)でんぱ組.incとか、妄想キャリブレーションとか、PassCodeとかゆるめるモ!とか幅広くいろいろざっくり聴くなあ…。

 妄キャリはとにかく曲がいいです。「悲しみキャリブレーション」とか、「初めてだよこんな気持ちにさせてくれたのは恋」とかはささる。でんぱの系譜を継いでるようで、でんぱの目指した「オープンなサブカル」「とりあえず日本国民に受け入れられよう」とは真逆の方向性に向かってるのがまたおもしろいです。

www.youtube.com

 

 PassCodeはもうとにかく曲がいいっていうか曲しかよくないかもしれないくらいいいよ!(暴言)

www.youtube.com

 Club Kids Never Dieが一番好きです。頭振りたくなる。最近箱の規模をどんどん広げてライブしてるので、武道館でいっそのことやっちゃってほしいなと思ってます。

 

 ゆるめるモ!も、どれもこれも曲がいい。元POLYSYCSのハヤシ氏が作詞作曲した「Hamidasumo!」もいいですが、個人的には後藤まりこ氏が楽曲提供した「id アイドル」が激推しです。

www.youtube.com

何者にもなれなかった id id 私はアイドル 形はあってもなくてもいいの 笑う 生きる のこす 軌跡

 

 そういえば、最近のでんぱについてはちょっとわかんないんだけど(最上もがが大森靖子の旦那と不倫してたという話だけは聞いた)(それから、この記事を書いているあいだに数人のメンバーがあんスタの舞台にコスプレで行って炎上しました)、でんぱだとねむきゅんが一番好きです。ソロ曲の「コズミックメロンソーダマジックラブ」がすごくいい。


夢眠ねむ コズミックメロンソーダマジックラブ neetskills remix でんぱ組.inc #nemuqn

 リミックスしか落ちてなかったけど。メジャーになってからのソロ曲「あのね…実はわたし、夢眠ねむなんだ…」も良いです。でんぱ組.incの曲は、心なしか桃井はるこさんの系譜を継いでいる気がします。

 桃井はるこさんが大好きです。好きになったのは高校1年生のときで、学校にかろうじて行く以外は引きこもりを極めていて毎日やることなくて海外の電波ソングフォーラムをよく徘徊していたんだけど(当時エロゲソングにはまっていて四六時中電波ソングのことしか考えていなかった。未だにave;newとかMOSAIC.WAVとかは普通にきく)、ある日モモーイが2002年から2004年にかけて小池雅也と組んでいたユニット、UNDER17の1枚目のベストアルバム「美少女ゲームソングに愛を!」の音源を偶然ひろった。

 なんとなーく取り込んでその後放置していたんだけど、ある日iTunesをシャッフルしていたら「浮気してもええよ -Fickle Mix-」の音源が流れてきた。衝撃が走りました。メロディーラインと精神にささる歌詞があまりにもショックで、一気にモモーイの世界にとりこまれたような気がして、「美少女ゲームソングに愛を!」を全部聴いて、2枚目の「萌えソングをきわめるゾ!」、3枚目にしてラストアルバムの「そして伝説へ…」を一気に聴いた。

 特に終末期のアンセブにおける小池氏の能力には目を見張るものがあり、ライブ後のおたくの気持ちを切な目のエレクトロにのせて表現した「かがやきサイリューム」なんかはその最たる例だ。


Kagayaki Cyalume - UNDER17

今日すべて終わって バッグに押し籠んで 部屋についてもまだ 消えてないよ 明日の朝には もう 魔法は解けるけど 心に残ってる ハートのともしび

 まあ~っていっても最近のおたくはキンブレ使うからサイリュームとかわかんないですよね。わたしは(黒歴史だけど)2012年~2013年頃にかけてちょっとだけ女性声優アイドルをDDで追っかけてたので(ミルキィホームズがまだ4人の頃でなんと無謀にも武道館でライブしてたり、小松未可子がデビューしたてで代表作がモーレツ宇宙海賊だったりした頃)そのころってまだキンブレのカラチェンが出る前だから、ヒートアップする曲になるとみんな大閃光だのウルトラオレンジだのをバキバキ折って振り回していたのです。声ドル界隈におけるペンライトの光量はその後もインフレが続いたんだけど、たぶんみんなにキンブレのカラチェンが普及したことでいったん落ち着きを見せたんじゃないかな。田村ゆかり御大は客席に「眩しいからキンブレ(だか大閃光だか)やめて」と言い放ち、物販ではっきり言って全然発光しないペンライトを売っていらっしゃいました。(それで姫の目に優しい観客がつくられるのであれば、仕方がありません)

 

 それからわたしの中にある音楽史においてなぜか常に重要な立ち位置を占めているのが「バイト先で流れてた曲」です。

 ふと耳に入ってきて、キャッチーなフレーズや歌詞に心惹かれて、歌詞でググってダウンロードして好きになる。同世代の子のあいだではボーカロイドが流行ってたので、いろいろ聴くようになりました。特にwowakaさんを経由してヒトリエを好きになったのは自分でも予想外だったけど、ヒトリエすごいいいのでみんな聴いてほしい~。

 


ヒトリエ『るらるら』MV / HITORIE - Rula Rula

 

 職業柄、まわりに病んでいる子が多かったからひたすら病み曲ばかり聴いていた…。数か月すらもいなくてやめた超絶ブラックな勤務先があったんだけど(精神状態が地獄っていたのでなぜか働いていた。ほどなくして脱走)、Acid Black Cherryの「L」が9時間勤務とかの間ずーーっと密室に流れてて、わたし覚えたよ。あれ。エストエムは未だに好き! しばらくしてJanne Da Arcのアルバム?誰かが編集した繋ぎ合わせ?に変わって、DOLLSとか桜とか、聴いててあーいい曲だなーと思ってた記憶がある。

 DOLLSは、いい曲なんだけど、歌詞をよく読みこむとクズなのかなって感じします。全体的にホスト狂いが好きそうな歌が多いですね、ABCもジャンヌも…。ホスト狂いが好きそうな歌だからホスト狂いが好きなのか、ホスト狂いがただ単に好きなだけなのか、鶏が先か卵が先か。

 電ポルPの「スキスキ絶頂症」とかは未だにカラオケ行くと歌いたくなるよ。

 

www.youtube.com

噂を聞いたどうやら本当ずきずき痛いんだ。

 

 あとはベタだけど、みきとPの「サリシノハラ」シリーズ、「刹那プラス」「小夜子」も好きです。

 それ以前からもボカロは聴いてたんだけどね。2009年にYellow Magic Orchestra初音ミクカバー総集編アルバム「Hatsune Miku Orchestra」、2011年に元ハルメンズパール兄弟サエキけんぞう氏がプロデュースしたアルバム「初音ミクsingsニューウェイヴ」が発売されていて、その2枚はちょくちょく聴いてました。とくに前者はすごく気に入っていて、「TONG POO」のアレンジが83年散開版なところとか、「以心電信 / YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF」のボーカルとか、「中国女」にはさまれてるボーカルとか、慣れ親しんだ曲なのに全部新鮮に聞こえて一時期はほんとに日がな一日これしか聴いてなかった。

 全然関係ないけど最近?最近でもないか……なぜかE-girlsライディーンカバーしてたよね。まったくの別物になってていろいろ通り越してなんかもう面白かったなっていう記憶がある。

 

 と、だらだら書いたけど、これまだ続くかわかんないなあ……。ベルハーの話とかしてないし、だれに強制されているわけでもないから、すごくゆっくり更新するけど……。

  最近のなにか作業をするとき用BGMです。リリウム観たんだけどね、もーーーーすっっっごく面白かった!なんでこのときに俳優厨じゃなかったのか、公演を生で見られなかったのかすごく後悔した。曲が好きだし、テーマも好きだし、偶然にも(?)TRUMP観劇済みだったのでパズルのピースがいろいろうまくはまって感動したよ~~。