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舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

【3/27 外道ナイト vol.03@阿佐ヶ谷ロフトA】に関するお知らせ

【3/27 外道ナイト vol.03@阿佐ヶ谷ロフトA】に関するお知らせ

ご来場の際はほどほどにこちらをお読み頂けますと私が助かります。よろしくお願い致します。

 

・当日会場はワンオーダー制で、退出時に会計をしていただく形となっております。適宜気楽な感じで飲み食いしてください。

・毎回恒例「懺悔箱」を設置します。もはや箱ではなく「懺悔テーブル」となっていますが、こちらでは積みすぎたブロマイドや買わされてしまったCDなど、人に配りたいものを懺悔しながら持ち寄って集め、各々好きなものを持って帰りましょう。

 

★注意事項

・特典会の際、プレゼント・お手紙につきましては本人に手渡しして頂いて構いませんが、火器類・凶器・生物・異臭のしそうなもの・法的に問題のありそうなもの等は受け取った側がアレな気持ちになりますのでご遠慮ください。

・また、特典会に参加される方・されない方を問わず、プレゼント・お手紙につきましてはプレゼントBOXを設置いたしますので宛名を記載の上そちらをご利用頂きましても構いません。

・特典会の際、演者の同意を得ない過剰接触行為はご遠慮ください。

・本公演を許可なく撮影・録音・録画することを禁じます。

・本公演ではインターネットに広く流出すると大変アレな感じの話題を多数取り扱うことを予定しております。つきましては、インターネットへの本公演のアレな感じの話題についての書き込み、レポートを禁じます。もしどうしても書きたいという場合は山野にご相談ください。何らかの形で手を打ちます。

・客席では日本の法律を守るよう努めてください。

・キャストへの「入り待ち」「出待ち」「待ち伏せ」「追いかけ」などの行為は一切禁止させていただきます。これらの行為を発見した際は、スタッフがお声掛けをさせていただく場合がございます。
上記に限らず、迷惑行為をする人はやむを得ず公演への入場を禁止させていただく場合がございます。予めご了承ください。
キャストが万全の状態で公演に臨むことができますよう、ご理解のほどお願い申し上げます。

 

★物販に関するご案内

・個人チェキ券は1枚500円で、前物販・終演後物販にて販売します。チェキ撮影の際、演者にチェキ券をお渡しください。

・個人チェキ会ですが参加メンバーは山野萌絵・オケオケ・燃えろちゃんの3名となります。ご了承ください。

・一度に撮影可能なチェキの枚数は5枚が上限となります。複数回撮影希望の方は大変お手数をおかけしますが並び直しをお願い致します。

・グループショットチェキ特典を以下の組み合わせにて行います。

☆オケオケ・めりぴょん

☆燃えろちゃん・めりぴょん

・グループショットチェキ券は「楽屋口Tシャツ」(2500円)をご購入の方に2枚お渡しします。チェキ券は上記組み合わせのどちらにも利用可能です。その際、お客様が一緒に映り込む人数に関して上限はございません。

・当日のチェキ会ですが、グループショット→個人の順に撮影を行います。

 

★タイムテーブルのご案内

18:30 開場・前物販開始

19:00 開演

★演者紹介

★愚痴垢って正直何だろう?と歴史を掘り下げるコーナー

★愚痴垢によって引き起こされた炎上を振り返ろう!

★メンズ地下アイドルってマジで何?

★運営って正直メン地下のことどう思いながら運営してるの?

20:00頃〜20:15頃 休憩

★【帰ってきた!リアルお題箱】

当日ボックスを設置しますのでそちらに演者への質問や相談などを記入して投稿してください!時間とコンプライアンスの許す限り演者一同で回答していきます。

★プレゼント抽選会

★エンディング(さほど重大でもない告知あり)

21:30頃終演予定

21:30〜22:30 終演後物販(23:00完全撤収)

 

お問い合わせはこちら plus14yapoos@gmail.com までお願い致します。

 

主催・山野萌絵

いまメンズ地下アイドル業界で何が起きているのか

(本記事は5月6日に第二十八回文学フリマ東京で刊行予定の同人誌に収録される原稿のプロトタイプです)

 

 TRANPが恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブをやるらしい。というのは相当に衝撃的な話だ。なぜなら、TRANPははっきり言ってメンズ地下アイドルオタク以外には全くと言っていいほど世間の誰にも知られていない存在で、その上CDを1枚も出していないからである。

 TRANPはメンズ地下アイドル業界ではそこそこのカースト上位に位置するグループだ。渋谷WOMBでワンマンライブをやったり、渋谷WWWXで主催公演を打ったりするくらいの人気がある。しかしメンズ地下アイドルの現場に行かない人がTRANPについて知りたいと思ったとき、ほぼ全くと言っていいほどネット上に情報はない。彼らはワンマンライブで500人超を動員するグループであるにも関わらず、公式サイトを持っていないのだ。発信源はTwitterとたまに更新されるYouTubeだけ。単独名義でCDを出したことは過去に一度もない。よって当然ながらTRANP名義による流通盤としての音源も存在しない。1曲だけ「Firstgram」がネット配信されている。他には「BOYS NEON」のコンピレーションCDに「TRANCE UP!!」と「朝顔」が収録されているのみだ。

 では彼らはなぜそこまでの集客があるのか。 それはひとえに最近の10代~20代が過剰なまでにSNSに適応していることが挙げられる。 メンズ地下アイドルのオタクは、当然ながら大半が10代~20代の女子たちだ。彼女たちは公式サイトのプレスリリースがなくともTwitterやインスタグラムをチェックしてメンバーの動向を把握できる。その辺りのアンテナが、これまで音楽業界が恐らくターゲットにしてきたであろう「アイドルファン」とは比べ物にならないくらい強くて、だから公式サイトにメンバーの一覧を載せたりアーティスト写真を載せたりする必要もなく、Twitterの固定ツイートに毎月のライブ予定を掲載しておくだけで問題なく現場がまわっている。チェキが1枚いくらなのかも解らないし、特典会のレギュレーションすらも解らない。オフィシャルサイトが無いからだ。それでも何故か彼女たちは強烈な引力でもってメンズアイドルに引き寄せられる。

 これは裏を返せば、過剰なまでの「現場主義」がもたらした結果であるともいえる。現場に行かなければ何も解らないということは、インターネットで「何となく知った」的な層の好奇心を拒絶している気配すら感じさせる。現場に行ってお金を使っている層が一番えらいということを突き詰めていくと、内向的になっていき、そしてアイドルとは切っても切り離せない、アイドルがパブリックな存在であることすらも「何者かを説明することの放棄」で拒絶しているようにも思える。 こういうアイドルグループです、というコンセプトの説明すらネットの海のどこにも無いのだから。

 ではそこまで内向的なのになぜ恵比寿LIQUIDROOMでワンマンが打てるのか。 もちろんリキッドが全てというわけではないが、アイドルに限らずインディーズで音楽の道を志すアーティストの中にLIQUIDROOMワンマンがひとつの目標である人は多いだろう。数々のアイドルやアーティストが涙を呑んで立ち向かってきたLIQUIDROOMという場所で、CDを1枚も出していない何者かもよくわからないアイドルがワンマンをできるのはなぜなのかというと、チェキの力である。

 これはもはや有名な話であるが、メンズ地下アイドルはチェキで集金をしている。物販メニューにチェキしかないアイドルも少なくない。というか中堅~地底くらいのメンズ地下アイドルの物販メニューにはほとんどチェキしかない。メンズ地下アイドル全般において、音源を売っているというグループが異常に少ないのだ。 同規模程度の女子地下アイドルの対バンに行っても、並居るグループはほとんど物販メニューに音源をそろえている(CD-R等であっても)。

 メンズ地下アイドルのオタクの中にはJKリフレ嬢や風俗嬢が多いことももはや有名な話なのでいちいち解説する必要もないが、とにかくそういう人たちがチェキを撮りまくっており、そのお金がアイドルの売り上げになっているのだ。

 これまでのアイドルの中にも「接触商法」で批判されてきたグループはあった。何を隠そうAKB48だってそうだ。しかし彼女たちには一応の「体裁」があった。元おニャン子のプロデューサーで作詞家という肩書きの秋元康がいて、よく練られた楽曲があって、CDがあった。そこに握手券がついているというだけの話で、オタクたちは曲がりなりにも「音楽を買っている」という体裁を持ってアイドルに貢いでいた。まあそんなの上っ面の話で、CDは大量廃棄されたりしたが、音楽という表現手段を持つことで彼女たちは歌番組に出たりチャートにランクインしたりすることができた。それは市民権を得るために、そして芸能人として生きていくためにとても大切なことだと私はいちオタクとして思う。 女子地下アイドルにおけるいわゆる「楽曲派」ブームだって、結局おじさんたちはカワイイ女の子が好きなのに音楽を聴くという「体裁」で恥ずかしさを上書きしているんじゃないか、といった指摘が散見された。100%でないにしろ、その指摘は間違ってはいないだろう。とにかく00年代~10年代のアイドルは「体裁」の時代だった。

 しかしメンズ地下アイドルの地獄の釜のフタを開けてみればどうだろう。そこには「体裁」らしきものが全く見当たらないではないか。これはTRANPに限った話ではなく、ほぼ全てのメンズ地下アイドルに当てはまる話なのだが、 「諭吉→チェキ券→過剰接触」という流れがあまりにもシンプルで、ストレートすぎる。 例えばCDを出していたり、とにかく何かしら外向きに発信する気持ちがあったりと、現在の音楽業界や芸能界における「アイドル」の道を踏襲する気があるならば、「夢に向かって頑張ってる〇〇くんを応援する」という「体裁」もとれるだろう。だが全くもってそんな気配が見えないアイドルも多いのだ。これは本当に謎すぎる。彼らが頑張る目的が、かなりあからさまに「アイドル」というより「お金」に直結してしまっているのだ。

 長々と書いてきたけど、要するに、メンズ地下アイドル業界はすごいことになっていて、音源もないし何者なのかもよくわからない人たちがチェキの力でLIQUIDROOMまでのし上がってきてるという話である。 当然ながらこのエントリを掲載したら「チェキだけの力じゃない、ライブも面白い」といったような批判がくるだろう。しかし彼ら自身がそれを外向きにあまり発信していないから、そもそも音楽的な観点で話をすることができないのである。CDがあればまた違った観点で書けることもあるだろう。

 こういう謎の状態にあるのはTRANPだけではなくて、例えば絶好超団☆LoVeをはじめとするPiPiPi所属アイドル(いわゆる「永田界隈」)も公式サイトを持たず単独名義での流通CDも出していないという状態で活動している。メンズ地下アイドルにおいては「あるある」なのだ。オタクも特に皆疑問に思っている様子はない。(思っているのかもしれないがそれがあからさまに不満として噴出するようなこともない)

 私は個人的に、TRANPのことを「悪気のないBiS」と呼んでいる。掲示板で繋がり(ファンや他アイドル等との個人的交流や身体の関係)を暴露されたりと悪い話題に事欠かないという印象を持っているのだが、本人たちは決して露悪的な路線で売っているわけではないことが非常に不思議なのだ。ライブを観ていても何かふつーに爽やかだなという感じで掲示板の荒れようはちょっと想像がつかない。しかしスキャンダル的なトピックスの打撃の強さで言うならば他のメンズ地下アイドルとはちょっと一線を画している部分があるのだ(メンバーによるハメ撮りではないかと言われる、明らかに児童ポルノに該当するであろうわいせつ写真が掲示板に晒されたりとか)。

 いまメンズ地下アイドル業界で起きていること、それは「音楽業界が取り組んできたアイドルコンテンツ」の敗北であり、CDの敗北、ひいては音楽の敗北であり、既存のアイドルというフォーマット、みんなが勝手にこうでなければならないと思っていた「アイドル」の敗北なんじゃないかと私は思う。

 これまで、アイドルは芸能事務所とレコード会社が組んでプロジェクトを進めたり、あるいは野心あるプロデューサーがアイドルの卵を集めてインディーズからのし上がっていこうとするものだった。 特にアイドルとレコード会社の関係は昭和の時代から切っても絶対に切り離せないものだったし、そのおかげで日本人の大半には「アイドル=レコードやCDを出す」という固定観念があったと思う。しかしメンズ地下アイドルは、もう全然そんなの知ったこっちゃねえという感じで、ステータスをチェキに全振りしているのだ。資金収入がほとんどチェキという状態で恵比寿LIQUIDROOMまで辿り着いてしまうのだ。

 結論としては、チェキはすごい。メンズアイドルの営業もすごい。

 

HERE HERE HERESというアイドルグループがいた

 僕です。あけましておめでとうございます。ブログの更新が二ヶ月も滞っており大変申し訳ありませんでした。二ヶ月の間何をしていたかというとマイナー乙女ゲームの同人誌を書いて売ったりメンズ地下アイドルに行ってヘラヘラしたりメンズ地下アイドルに行ってヘラヘラしたりメンズ地下アイドルに行ってヘラヘラしたりしていました。すみませんでした。

 メンズ地下アイドルに行ってヘラヘラしていた間のことを書こうと思います。

 

メンズアイドル・HERE HERE HERESメンバー募集 | THERE THERE THERES

ベルハーからゼアゼアまでカバー、メンズアイドル「HERE HERE HERES」メンバー募集(コメントあり) - 音楽ナタリー

 

 昨年9月に突如としてAqbiRec初のメンズ地下アイドル(1ヶ月限定)という謎の企画が解禁された時は正直「これは夢なんじゃないか」と思ったんですが未だに「全部夢だったんじゃないか」という感想しかない。というのも私は元BELLRING少女ハート柳沢あやのさんのファンでちょくちょく現場に顔を出したり(弾き語りソロアイドル・CLOCK&BOTANなど)していたのだがその際「何かの間違いでAqbiRecにメン地下ができねえかな~全通する~」などといった寝言をいっていたのでまさか自分の寝言が本当に現実になると思わず腰を抜かした。

 しかし12月のTHERE THERE THERES主催などでも一向に始動する気配はなく、その昔あったという噂の「カイちゃんバンド」始動するする詐欺(2年後くらいに生誕ライブでちゃんとやった)のようになるんじゃないかと私もAqbiRecメン地下という概念のことを忘れかけていたころ、突如としてメンバーが発表された。

 この時私は身内のオタクと「偽の碓氷真澄みたいなやつおらん?」とか言っていたがその偽の碓氷真澄が2日後に推しになっているという事実を厳粛に受け止めなければならない

 

 お披露目は12月29日のTHERE THERE THERES×せのしすたぁ企画(下北沢SHELTER)だった。サプライズお披露目だったのでヒアヒアのオタクにこれを見ている人は多分誰もいない。動画も残っていないのでマジでその場にいた人しか見ていない。ラストライブで祝い花を出す企画をやったときに札に「2018.12.29~」とか書いたが委員も有志も誰一人としてお披露目を見ていないのだ。

 きちんと予告されて初めてライブに出たのは12月31日のAQBI忘年会の(事実上)O.A.だった。 この時点で彼らの持ち歌はthe Edge of Goodbyeの一曲だけだったのでオタクに「どうせエッジやろ」と言われつつもその通りエッジをやって速やかにハケていった。

 ヒアヒアのメンバーは4人中3人がGRIMMPARADEという既存メンズ地下アイドルグループとの兼任(兼任なんだかレンタルなんだか真相は不明なのではっきりしていない)なので女オタがAQBI忘年会に来るんじゃないかとか言っていたが誰も来なかった。 あとGRIMMPARADEのオタクが「女アイドルの事務所に入るとかクソ」みたいに言っているツイートが面白いという理由でAQBIオタの間で拡散されてて面白いからもっとやり合えと僕は思っていた。

 話がそれるが僕は現在GRIMMPARADEが本現場になっている。本現場にしようと思ってしたわけではなく推しが当該グループに所属しているためである。

 サブカル的観点で解説するとGRIMMPARADEの前身になっているのはVampire Kissというグループであり、前身時代はcyberMINKがプロデュースに入っていたという歴史を持つ、メン地下界では比較的AQBIに近い位置にいると言えるかもしれないアレだ。

 あと、ベルハーと関係あるのかは全くもって不明だが、GRIMMPARADEも集合写真を撮るときに変顔をする。

 兼任している3/4ではない方の1人である唯一の素人枠、ゲンキくんというメンバーは緒倉かりんと柳沢あやのを足して2で割った感じのいかにも田中紘治好みっぽい外見だったためAQBIオタにやたら推されていた。

 初めて行われたHERE HERE HERESの物販ではメンズ地下アイドルの物販に女子ドルオタのおじさんが冷やかしで並んで過剰接触をするという面白光景が広げられており僕はバカウケした。

 で、1ヶ月限定活動なのにライブとライブの間が19日間空くという謎なことになったりもしていたのだが、(その間僕はめちゃくちゃGRIMMPARADEのオタクになって偽碓氷真澄に万札を巻き上げられていた)1月19日に新宿duesで対バンがあった。

 c.a.n.d.yとペリカン初披露。

 最後まで持ち歌はc.a.n.d.y、ペリカン、the Edge of Goodbyeの3曲だったため、上げ曲しかやることを許されないというヒアヒアの方向性がここで決定づけられていたような気がする(僕はただのオタクなので知らんけど)。ちなみに初披露の際は原曲キーでめちゃくちゃ苦しそうに歌われていた「ペリカン」はこの次のライブであっさりキーを落とされていた(多分)。 動画を見るとわかるのだが、これは決してディスる意図があるわけではなくベルハーを想起させるという意味の至上の褒め言葉として書くけれど歌が正しくやばい。そこには求めていたのはこれだ……!という感動がある。求めていたのはEDMをチャラチャラしながら踊るメン地下じゃなくて、どう考えても無理のある原キーでベルハー楽曲を歌うメン地下だったんだ!! ヒアヒア、最高!!(活動期間1ヶ月だけど)

 4回目のライブは池袋サイバーというV系バンドの限界対バンでしか使われているのを聞いたことがない箱で行われた。このライブに行っているときに暇なので無の時間にお題箱に答えていたら「池袋サイバーのトイレの個室で好きな人と友達がセックスしてる声を隣から聞きながらリストカットしたことがあります」という意味わからん投稿が来て真顔になった。

 動画を見るとわかるがヒアヒアのおまいつ的オタクは約10人前後で固定されておりこの時がその最たる例なのだが一部のオタクがめちゃくちゃ熱狂している謎の光景が繰り広げられていた。面白かった。 1月30日に「the Edge of Goodbye」エンドレス版が初披露され、その後のライブではやたらとエンドレスエッジをやることになる。

 個人的にはエンドレスエッジといえばBELLRING少女ハート活動休止前ラストワンマン「BABEL」ダブルアンコールでやったりなど割と大事な局面のときにやるものという認識が勝手にあったのだが、ヒアヒアではなぜかメンバー潰し的なノリで毎回行われており、観ていて愉快だった。(ベルハーのオタクが怒るんじゃないかと思っていたがそこまで真剣に何かを言っている人はおらず逆につらかった) また話がそれるが、AqbiRecアイドルは基本的に客を煽らない。「かかってこいよ!」とか言わないしフロアを煽ったりしない(そしてそこが良い)のだけど、ヒアヒアはものすごい勢いで客を煽っていた。(主にミソギが。)で、最初にめちゃくちゃ客を煽っているのを見た時は「ディレクター的にこれ良いんだろうか」と思ったりしたのだけど、その後もラストライブまでガンガンに客を煽り続けていたので、なぜヒアヒアにだけその例外が適用されたのかは謎である。

www.youtube.com

 

 2月3日の「超ギルガめっ!」でGRIMMPARADEと初対バン。

 ロック系のメンズ地下アイドルとして放牧系黒羊症候群-BLACKSHEEP SYNDROMEというグループが存在し、この日僕は久々に観たのだが、何か既視感あるな……と思っていたらツイッターで「神使轟く、激情の如く。みたい」と言っている人がいてめちゃくちゃ納得したという話もあるのだがこれは割と関係なく、HERE HERE HERESはあっさりと2月10日にラストライブを迎えた。

 もともと1ヶ月間限定という告知だったので、43日間にまで延命されたということが一種の奇跡でもあったのだけれど、

 正直に言うとHERE HERE HERESでもっといろんな曲を観たかったという気持ちがあり、解散してしまうには惜しいグループだったという気持ちが圧倒的にあり、最初からわかって追っかけていた分、悲しかった。 活動本体であるTHERE THERE THERESの解散が1月に発表され、ヒアヒアのオタクであった私も「メン地下なんかやっている場合だったのか」と思ったりはぶっちゃけした。正直メン地下をやっている場合ではなかったのでは?と思った。本体あっての弟分である。本体が解散する方がどちらかといえば私にとってもショックだった。

 話が冒頭に戻るけど、やっぱり解散した今HERE HERE HERESのことを思い返してみて、夢だったんじゃないかという気持ちになる。 というのもあまりにも色々と奇跡的かつ謎なグループだったので、1ヶ月強という活動期間の短さ、全6回というライブの少なさも相まって、いまいち現実味がないのだ。 しっかりと記録に残るならまだ見返して「あーあったんだな」と思えるけれど、現場にカメコがいなかったので写真も動画もあまり多くは残っておらず。ヒアヒアはオタクの記憶の中の存在と化してしまった。

 で、多分私はヒアヒアのオタクの中で、最も多くヒアヒアのライブを観た存在であることは間違いないので、そういうわけで日記を書いてみました。思い返す作業をしてみたはいいけれど、いまいち要領を得ないな。 ただ「イケメンがベルハー曲を調子っぱずれに歌って踊る」という妄想が1ヶ月間という短い期間とはいえ現実になったという事実に慄くことしかできないんですよね。このめちゃくちゃコアな妄想が現実になることあるのかよ、って思いますね。

 ラストライブで観たSELENE b2の景色、マジで忘れたくないな。といってもそのうち忘れていってしまうんだろうなと思うんですが(人間なので)。思い返してみると上げ曲だけをやってフロアをめちゃくちゃにして去っていくHERE HERE HERESは本当に1ヶ月限定アイドルにふさわしい疾風怒濤さだったな、とも思います。なんかあれで正しかったんだろうな。超好きでした。ばいばい。