I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

舞台「りさ子のガチ恋♡俳優沼」/るるちゃんの論理、りさ子の論理

 遅まきながら感想/松澤くれは氏演出。普通のOLでオタク気質で人気2.5次元舞台に出演している俳優の追っかけに「ガチ恋」としてのめりこんでいく「りさ子」を演じるのは元モーニング娘。で現在は女優として活動する新垣里沙さん。

 舞台タイトル/あらすじ、キャスティング発表時には、特に主演の新垣里沙2.5次元作品にも出演している俳優と結婚しブログで惚気を垂れ流していたことも相まってSNS上で「オタクをナメとんのか炎上商法もたいがいにしろコラ」的な論調が散見されプチ炎上したこと、さらに公演期間中に演出家宛のスタンド花が破壊された(スタンド花のあなたへ。りさ子のガチ恋♡俳優沼|クレハズム)事件の拡散効果も相まってか、チケット発売開始段階では「結局炎上商法で稼ごうとしたイロモノ舞台だったよね」的な空気があったにも関わらずフタをあけてみると連日数十人が数枚の当日券に並ぶ事態になりました。色々な人が公演期間中にブログを書いてそれらが「怖い」「すごい」とバズったことも理由のひとつとして挙げられると思います。

人と人とは分かり合えないけど、それを認めて、それでも言葉を互いに交わすことを諦めないでいよう

 演出家の松澤くれは氏がブログでも書いている通り、「りさ子のー」は根本的に価値観が異なるし理解もし合えないタイプの人間が衝突して理解し合えずに人間関係をただ破損させてまた異なる方向へそれぞれ散っていくという、決して生産性はないし前向きでもない話なのだけど、人間関係の破損(それも致命的な)についてリアリティを持たせながら描くのって難しいし、結局それを実直に描くと「イデオロギーイデオロギー」のぶつかり合いになるので、例えばりさ子を笑える人にとってはコメディで、りさ子を笑えない人にとってはホラーでサスペンス、そんな奇妙な舞台が出来上がり、舞台上での明暗がそのまま客席の明暗になって、りさ子を笑える人たちはりさ子を笑えない人を笑い、りさ子を笑えない人はりさ子を笑う人を批難し、そして要するにSNS上で議論が激しく沸騰したのかな、と思いました(千秋楽から一週間近く経って書いているので後の祭り的な意見ではありますが/「祭りのゴミ」を含めて祭りを解析するような)。

 個人的にこの舞台を観に行こうという動機になったのは、自分がガチ恋の破滅型オタクだった過去を持っていること、そしてネット上でガチ恋を「話のネタ」「芸」のようにして無理にでも消費してもらおうという傾向にあったこと、さらに舞台の作り手から見て「ガチ恋の客」(の1パターン)がどのように見えているのか気になったこと、でした。観た後の感想としてはりさ子も1人のサンプルでしか無い、という他者は結局他者で自己は自己みたいなものが残ったのですが、ネット上で散々コンテンツ化(してキッツイ文化を無理やり笑ってもらおうと試みた)しようとしたガチ恋が本当に商業演劇によってコンテンツ化されたんだな、というのは、つまり曲がりなりにも人種としての認知を得られたのかも(ただし不可触民的な扱いで)という希望(とは言い切れないけど)でした。

 ただ、りさ子について考えるとき、「あーそういうオタクいる」というリアリティよりは、どちらかといえばパワー系メンヘラ巨乳彼女のるるちゃんとの対比が際立っているので、りさ子はどこまでもインキャで、地味で、声が小さく、何を言ってるかもよくまとまらない、現実的に突っ込みをいれるとすれば、1年半(だっけ)も前列全通して出待ち(りさ子はしてもしなくても一緒くらいの挨拶しかしないのでギャラリーと挨拶厨のボーダーなんじゃないかという印象を受けたけど…)していて、人気2.5次元舞台の主演のオタクをしているなら修羅場の1つや2つ経験しているだろう、という気はなんとなくするんですが、りさ子から受ける印象ではどうもそういう経験は無いっぽい。推しの炎上への冷静な対処スキルも無い。(誰しも推しが炎上すれば狂乱するときはあるかもしれない、が、狂乱するのは大概激情型のメンヘラオタクではないか?という印象を持つのでりさ子の豹変はなんとなく突飛である/(要約)という疑問に、脚本演出の松澤くれは氏は「内に溜めて溜めて爆発する子を書きたかった」と答えて下さったので、それがひとつの正答)どうやら政権☆伝説の現場ではギャラリーとサイコパス町厨が揉めたりといったイベントは発生しないらしい。平和は良いこと。(と、いうか、りさ子の同厨友達であるたまちゃんもありすも全通はしていないようだけど、りさ子1人で公演に入った日、りさ子は出待ちをするのだろうか。1人で待っていた際のトラブル対処能力については期待できそうに無いし、トラブルに遭遇したら少しは劇中での対処能力も上がっていた気がしたけど、常識を捨て去らなければいけないのかもしれない、りさ子は最後にはあっさり推し変しているので、数多のトラブルを経ても学習を全くしない一種の超人なのかもしれない、という観点で考えてみると、そういう「病的な対処能力の低さ」を内在させているオタクはけっこう多いように思う)

 カノバレした俳優・しょーたを叩く愚痴垢をヲチりながら、しょーたの彼女であるグラドル・るるちゃん(ラウンジで働いているという設定に奇妙なリアリティがある)は「頑張ってる姿を間近で見てるんだから、好きになっちゃうのもしょうがなくな~い?普通に、仕事場で出会った相手なんだけど~?これ、オフィスラブだし~!」「だって、お前ら自分で、ATM~!沼にはまって抜け出せません~!って言ってんじゃん」といった暴言を吐き連ね、りさ子は最終的にるるちゃんを監禁して推しであるしょーたを呼び出し、「話し合いがしたいんです!お願いします、別れてください、仕事に集中してください」としょーたに長台詞をもっていかに「しょーた」がパブリックな存在であるかを説き「恋愛はしてもいいけどせめて隠して、嘘をつかないで」と懇願するのだけれど、終盤にあるりさ子の長台詞で前述したように笑う人間と泣く人間の2種類が出現するのは、るるちゃんの論理は暴力的ではあるが破綻しておらず、りさ子の論理は感情的ではあるが破綻しかけているので、受け手によってどちらが優位であり、どちらが感情に作用するかは違うのだろうな、と思っています。

 それにしても冷静に書き起こしてみればりさ子が「推し・しょーたに彼女がいる」という存在を受け入れられずに狂ってしまう(サイコストーカーブログを書いたり時には実際にサイコストーカーになったり/ブログのくだりには確実に今年冬にあった某俳優へのストーカー案件が影響をもたらしているなと感じたけど実名出して寝た子を起こすのもなんだか憚られるので各自調べてください)までの経緯としては、

・リプひとつで推しに彼女がいないと信じ込む

・地味なインキャ+凸ってるのかも微妙なラインの挨拶厨なのに接触イベントで異常にはりきった格好をし、高速剥がしの中「はじめまして」と言われて病む

推しが匂わせグラドルと交際バレし炎上

 これらの要素しかないので正直しょーたが悪いか悪くないかでいえばしょーたの責任度40%くらいというか、責任はあるけど全部は無いよね、というか……。自分も気を付けなければいけないなと思っているのですが、推しの言動ひとつで、希望を持ちすぎたり、絶望を持ちすぎたりしてはいけない。りさ子は「彼女いません、今は仕事が生きがい」というテキトーなリプライに希望を抱き、「はじめまして」で絶望のどん底に叩き落され、その「希望と絶望の相転移」によって莫大なエネルギーと引き換えに魔女になってしまった。この経緯が客観的に見れば(そしてガチ恋的な、推しの言動で夢心地にも地獄にもたどり着けるメンタルにない人たちからすれば)滑稽で、端的に言ってしまえばバカなんです。ガチ恋はバカ。そう思います。ガチ恋的な人たちがバカや滑稽を自覚したり認めたりすることを必要とはしませんし要求しませんが私の主張としてガチ恋はバカで滑稽だし、そう思うし、ツイッターで「コメディと捉えている人がいて驚いた」という(恐らく「りさ子の主張は泣ける」サイドの人の)投稿を見たけれど、ガチ恋メンタルを客観的に描写したらコメディになるに決まってます。 当人は至って真剣だけど残念ながら面白いし、そのストーリーや登場人物への共感度で考え方が浮き彫りになってしまう、というケースでは「電車男」(2004年)に対する社会の反応と分析に近いものがあるのではないかなと思いました。エルメスというブランドを知らない童貞オタクの電車男を笑う人もいれば真剣に応援する人もいた、社会学者が「電車男」を取り上げてオタクの社会性について論じることに同調する向きも反発する向きもあった、みたいな話かなと思っています。 私は元々ガチ恋だけど、りさ子の言動は笑えるものだったし、突飛なことを言い出しているけど本人は至って真剣なこともわかるので余計に奇妙でおかしくて、泣く側かと思って劇場に行ったのに終始笑うという結果になってしまいました。

 本当に個人的なりさ子への感情としては「こういうオタク嫌い」なんですけれど…。インキャで、言っていることがまとまらなくて、何がしたいのかわからない、全然違うのに「親目線」とか言い始める、会社で「えー付き合えるよー」と一般人に言われて調子に乗る、「絶対認知されてる」と身内に持ち上げられた末に高速接触イベントで初見対応をされて発狂する(りさ子はイベント以降身内だったありすとたまちゃんをブロックしてサイコストーカーに打ち込んでいたらしい/松澤氏談)。りさ子に共感して泣いている人たちは、心の中にそういう矛盾(並行するさまざまな価値観/推しを不幸にしたいわけではないが交際は隠蔽してほしいとか、自分が付き合いたいとは思っていないが他の女に憎しみを抱くとか)を抱えているのかな、と思う。

 ただひとつ、さまざまな価値観を整理できないまま強硬手段に走った結果可笑しさを生み出してしまうりさ子の中にも、「しょーたに対する憎しみ」は無いということが理解できて、彼女はメンヘラではなくヤンデレなんだ(一般的にこのふたつを区別するときメンヘラは自己中心的でヤンデレは相手至上主義とされているが私がこの違いを学んだのは「School Days」を見た時なので2017年現在でのサブカルチャーにおける明確な用法の違いについて説明することはできない)と思いました。00年代において芙蓉楓、桂言葉の次に知名度があったと思われるヤンデレS県月宮が放った「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」なんかに顕著ですが、りさ子は「しょーたを解放したい」から彼女のるるに別れを迫るのであって(結局それが本当にしょーたを解放することになるのか?というまっとうな疑念を彼女は抱かないし上手く説明することもできないので暴走する一方であり、そしてそれが非常に面白い)しょーた本人を傷つけるつもりはない。りさ子は最後、「愛はいつも私を裏切る」と言うのですが、個人的な解釈として、りさ子は「しょーたを解放する=るると別れさせることがしょーたにとって至上の幸福になり得る」と思い込んでいたのに、現実にしょーたは自分の「至上の提案」を蹴ってるるとの交際を選んだ、「しょーたは間違っていると思うけどこれがしょーたの選択なら受け入れるしかない」という状況に追い込まれたことが原因であり、だから「愛に裏切られた」、しょーたとるるの間にある「愛」に(りさ子の中の)「正義」が裏切られたし、りさ子の「愛」ゆえの提案はしょーたに選ばれない。いろんな解釈があると思いますが、私はそう捉えています。 自己中心的なタイプのガチ恋であれば(りさ子も ある意味自己中心的ではありますが、りさ子は相手のため相手のためと思い込んでいるのでたちが悪い)、「『お前を大好きな私』の思い通りにいかない『お前』も死んじゃえ!」という理屈で推し本人にも刃物を向けるかもしれません。

 ガチ恋を経験してきた身としては、りさ子はパラレルワールドの自分かもしれないけど、決して自分ではない。だから特に怖くはないしりさ子の思考回路も解釈可能な範囲のものだったので想像を超越したりもしていないのだけど、自分ではないけどその反面他者や近しい誰かの中に「りさ子」のエッセンスは存在しているとは確実に思います。逆に言えば、彼女はいないですという言葉や高速イベントではじめまして対応をされて病むことや、りさ子の取った行動のひとつひとつは分解していくとオタク界に絶対に存在している要素であり、誰もが内に秘めている危ない要素を凝縮した存在が「りさ子」なのかな、と思います。その最たる例が「自分は親目線だから~」と言うような地味なオタクがある日突然ストーカーにクラスチェンジすること。かなり限られた範囲ではあるものの確実に「あるある」に含まれているのではないでしょうか。

 りさ子はストーカーに走っている中でも確実に正気は保っていたし、それを説明するのが恐ろしく下手なだけでりさ子の中で「しょーたとるるちゃんは別れるべき」という根拠や論理はきちんと成立しているから精神内面は崩壊していないと認定できるのだけど、そもそもその論理がりさ子の中でも歪んでいるし崩壊しつつある(「何がしたいのかわからない」と自分で自分の行動原理に疑いを持っている)、という二重構造をみた時に、月刊「創」篠田博之編集長が執筆したと思われる死刑囚に関する文で、大きくニュースに取り上げられた1人の死刑囚に対し「精神医学的に彼はクレイジーではあるがマッドではない」と書いたことを思い出したのですが(といってもこれはソースが無いです/「ドキュメント死刑囚」の中で述べられていた気がしたのだけど違うっぽい。どこで書かれていたんだろう?正解をご存知の方がいましたら恐縮ですがご教示ください)りさ子のように冷静さを保っていながらもその一方で暴走する、明後日の方向に信仰が向かってしまう、こういう人が一番取り扱い注意であることは間違いないし、だから「怖い」というSNSの意見ももっともだな、と思ってしまいました。 

 

子どものための哲学対話 (講談社文庫)

子どものための哲学対話 (講談社文庫)

 

ぼく:猫はいいなあ、学校に行かなくてもいいんだから。

ペネトレ:どうしてきみは、学校に行かなくちゃいけないんだい?

ぼく:だって、お父さんもお母さんも先生たちも、みんなそう言っているよ。

ペネトレ:世の中のいろんなことにはね、公式の答えというものが用意されているんだ。世の中をこのままちゃんと維持していくためには、どうしてもみんなにそう信じてもらわなくちゃこまるってことなんだよ。そういうものを、すこしも疑わずに信じられる人のほうが、うまく、楽しく生きていけるんだけどね。でも、もしもどうしても信じられなかったら、無理はいけないな。

ぼく:信じなくてもいいってこと?

ペネトレ:小さい集団にはその外というものが必ずあるからね。外に出ればいいんだ。どうしても学校になじめなければ、行かなければいい。でも、死なない限り、この世の中そのものの外に出ることはできないな。だから、世の中そのものが持っている公式の答え、世の中が成り立つためにどうしても必要な公式の答えは、受け入れなくちゃならないんだ。すくなくとも、受け入れたふりをしなくちゃいけないんだ。それさえもどうしてもいやなら、死ぬほかない。あるいは、殺されるほかはない。

ぼく:殺される?

ペネトレ:たとえば、きみがもし人を殺してはいけないという世の中の常識をどうしても受け入れられなくて、受け入れているふりをすることさえもできないなら、そのことで、きみは殺されることになるかもしれないよ。きみの考えをきみ自身に適用することで、世の中はきみに復讐をするのさ。

ぼく:それって死刑ってこと? じゃあ、死刑は必要なの?

ペネトレ刑務所の中で生きているのでは、世の中の外に出たことにならないとすればね。

 

 

 

TOKYO IDOL FESTIVAL 2017/備忘録

Day.2

 1日目は普通にバイトしていました。

 2日目もバイトの予定だったけれど急遽休みになったので目が覚めてのろのろお台場へ。家から1時間半もかかる……うっ。遠い。多摩地区に住んでいるので、ももクロのオタクの人を死ぬほど見ました。5分のももクロより、1時間半のTIFを選ぶオタク…。

 のんびりしていたら15:10~のカモネギは間に合いませんでした。無念。

 

lyrical school

DREAM STAGE/16:00~16:15

 曲がなんとなく好きなのと、元RHYMEBERRYのHIMEちゃんが気になったので。ラストの「FRESH!!!」が良かったです。適度に沸けて、ハッピーな感じでいい準備運動になりました。フジテレビ本社前といえば私が数々の因縁を抱えている場所(※俳優の推しはよくスカッとジャパンの再現VTRに出ている…)なので、そこでアイドルを見るというのはなんだか感慨深いものがありました……。フジテレビ主催のイベントに行ってるのもそもそも不思議な気分ですし。

 

AKB48 16期研究生

SMILE GARDEN/16:30~16:50

 その後のヤナミューのためにスマガに移動しぼんやり鑑賞。Baby! Baby! Baby!ポニーテールとシュシュヘビーローテーションといった5年くらい時を遡り気味なセットリスト。オタクだいたい知っているのでだいたい沸いていた。しかし20分しか尺がないのに1人ずつ自己紹介を始めた(目視で16人くらいはいた気がする)のでややザワついた。

 

・ヤなことそっとミュート

SMILE GARDEN/17:15~17:30

 15分尺なのにお腹いっぱい!1曲目のmorningで既に楽しかったし、走り出してしまったし、走り出したらBONDSに怒られました(でもやんわり「走っちゃダメです」と言われたので女オタで良かった!と思った)。新譜に入ってるAnyも良かったし野外で初めてヤナミューを聴いたのですが本当に良いですね。このあと大本命のゼアゼアが待ち構えているというのにヤナミューで既に楽しくなってしまい、贅沢すぎて死んでしまう~!と思いました、夏フェスって不思議ですね、普段のライブだと15分尺とか絶対に嫌なんだけれど……

 

There There Theres

DREAM STAGE/17:55~18:10

 リストバンドエリアは結構混んでいて無銭エリアは割とガラガラ。存分に踊りました。始まる前に運営からの「マジでモッシュとかすんなよ」というマジ注意があり、しかしこのあとのセトリがセトリだったので「フリか?」と思ってしまったのですが、最後まで大きなモッシュは起こらず、曲は止まりませんでした。ゼアゼアの出演はこれがラストなのでリスバン切られても専ヲタは痛くも痒くもないはず(※TIFには怖い警備の人がいてモッシュしたり暴れたりリフトしたりするとリストバンドを切られて無効化されてしまいます)なんですが、なんかみんな、従順……と、後ろから見ながら思っていました。

 最近ゼアゼアのライブに行けてなかったので初めてget rid of the Chopperを聴けていきなり気が狂ってしまった!「トナカイみたいできゃーわいい♡」(かーわいい♡だと思っていたけど、本人に「きゃーわいい!だよ」と訂正されました)が推しの緒倉かりんちゃんで幸せ。昼のDOLL FACTORYで「low tide」を初披露したと聴いてリアルに床をドンドンしました。早く聴きたいよ~!「らんらんらん」もかりんちゃんだし、かりんちゃんの時代が来ているのかもしれない、いや、来ている。4日披露の新曲「There's something behind」も聴いた途端に大好きで急激にゼアゼアモチベが上がっています。

 2曲目も大好きなGIGABITE!踊るの疲れるけど。もうほんとにみんなかわいくて幸せです。なわとびの振り付け、いつ見てもやっても楽しいです。ゼアゼア最近解禁曲多くてなんというかライブたまにしか(本当、週1とか)行ってないけど行くたびに発見があってハッピー。 3曲目はthe Edge of Goodbyeで「あ~~~曲止まるよ~~」と思いましたが止まらなかったです。ラストはRadicalHeadで多幸感あふれる終わり方。昼のDOLL FACTORYがlow tide→タナトスとマスカレード→rainy danceという私が考えたかのような鬱セットリストだったので、それの対極に持ってきたのかはわかりませんが、キャッチーな曲が多かったな、と思いました。

 ゼアゼア終わって普通に力尽きて家に帰った……。踊りすぎた。スマガのリリスクとか見ようかと思ったんですが本命のあとだとダメですね。

 

Day.3

 夕方からバイトだったので行かない気満々だったのですが、前日に力尽きてしまいものすごい勢いで早寝したらなんと朝8時半に起床したので「10:50の天晴れ!原宿間に合うじゃん!!!!!」と言いながら家を出ました。バカ。

 

・天晴れ!原宿

SMILE GARDEN/10:50~11:05

 曲開始前にメンバーが必死に「3曲あるので最後までやりたいので本当にお願いします」とアナウンス(※前日だか前々日だかにオタクが暴れすぎて曲を止められていた)。が、1曲目いきなり天晴レペゼンで「そーゆーこと言うならセトリをどうにかしろよ」とちょっと思う。案の定サークル。無銭エリア崩壊。私は上手側にいたので知らなかったけどリスバンエリアにいたオタクが「無銭の方が愉快!!」となって無銭エリアにダッシュしてきたというレポを読んでゲラゲラ笑った。

 1曲目終了後、スタッフ説教。曲が終わるごとにスタッフが説教をするアイドル、めちゃくちゃ斬新だと思う。でも普通に次の曲が始まったけどアッパレルヤ!!だったのでやっぱり「セトリを……」と思う。ツイッターとかで動画を検索するとたぶん出てくると思うけど大量のオタクが一斉に変な動きをしながら左右に移動するの愉快すぎて笑い死んだ。

 アッパレルヤ!!ではしゃぎすぎたっぽいのかまたしても説教……。「このままだと次の曲が始められません!」とスタッフが怒り、無銭エリアのオタク、正座(一部土下座)。「お願い~!」「静かにします!静かにします!」「一生のお願い~!!」とオタクが叫んでいたが多分天晴れ!が来年もTIFに出て同じことになったら彼は来年も「一生のお願い~!!」と叫ぶと思う。「じゃあやりましょう!立ってください!」とスタッフを丸め込み納得させ、次の曲のイントロが掛かった……と思ったらキミだけのワンダーランドだったので、一連の流れがダチョウ倶楽部のコントみたいで爆笑してしまった。 オタク、走ったり丘を転がったりして面白かったです。終演後にスタッフが「今年はなんとか最後までやったけど来年から使えなくなるからね」と長々説教していたけどオタク速攻移動していたので誰も聞いていませんでした。天晴れ!原宿、愉快だなあ……。

 

・MIGMA SHELTER

FESTIVAL STAGE/12:15~12:30

 一応、3日目の本命。 MIXを打ちすぎたオタクが流血していたらしい(地下アイドルまとめブログ TIF MIGMA SHELTERのヲタ、MIXしすぎて手首の肉がえぐれて大流血(※閲覧注意) 本人は「BONDSにやられました、死ね」とコメント 「ミグマのありえんTIF感」「MIGMA SHELTER は宗教」)ですが、私は2列目で一生ミミミユさんの振りコピしていたので全く知りませんでした……。Jointの「Choice!」で始まり、Deeper、Mo'strain、新曲Amazing Glow、Svaha EraserをメガミックスしてラストにJointでシメるすごい構成だったので本当に撮影禁止なのが惜しかったです。最近ミシェルを見ていなかったけど久々に見ると楽しかった。

 

Negicco

SMILE GARDEN/14:25~14:40

 なんと2曲。1曲目「圧倒的なスタイル」をアカペラでやりきり、音響トラブルかと場内ザワザワしていたけど、歌唱力が本物だったのですごく心地よくて気持ちがほんわりしました。アカペラに合わせてラインダンスするのは、後にも先にもこれだけかな……。2曲目「愛は光」で完全に心が穏やかになりました。ちょうど風が吹いてきて、丘の上で座って見ていたのだけど、夏だな~ってしみじみした……。2曲で帰っちゃったので文句言うオタクいたらしいけど(まあ正直私がねぎっこのガッツしててねぎっこにしか興味なくてリスバン買ってたら、は?ってなると思うし愚痴めちゃくちゃ言うと思う)私はスッキリしてて良いな、と思いました。

 

ゆるめるモ!

SMILE GARDEN/14:40~14:55

 Negiccoが「愛は光」で残した余韻を完全にぶち壊す空気を変える「逃げろ!」スタートで思わず地蔵しているおじさんの前に「オネッシャッス!」とバッグを投げ飛ばしてオタクダッシュしてしまいました。楽しかったです。モ!の時だけ無銭エリアの前方に無数のBONDSが出現し、どの曲か忘れたけど知人のフランス人が寝ながらMIXを打っていたらBONDSに怒られていたので思わず爆笑しました(ごめんなさい)。MIXはダメだけどロマンスは良いらしく、無数のBONDSと対面でオタクがロマンス打っている光景は非常に愉快でした。帽子無くしたんですが、なつ おん ぶるーが楽しかったので、なつ おん ぶるー代だと思うことにします。

 

・寺嶋由芙

SMILE GARDEN/14:55~15:10

 モ!が終わった瞬間にBONDSがものすごい勢いで去っていき平和にスタートした寺嶋由芙さん、絶好調のMCと共に王道アイドルソングを歌っていて安心感と安定感を覚えました。ゆっふぃーの歌声好きだし、遠くから見てもスタイルが良すぎて綺麗でかわいい……。ラストの盆踊り曲で盆踊りサークルが発生し、サークル発生と見るや否やBONDSが一応輪の中に入ったものの、みんなで盆踊りしているだけなのでBONDSが無力化されていたのが「勝利」って感じで良かったです。盆踊りはサークルではないのでセーフ。(TIF3日目スマイルガーデンゆっふぃーでサークル発生でBONDS身構えるも盆踊り発動で何も出来ず「BONDSと一番先生を中心に据えた盆踊り大会発生」「平和な大盆踊りサークルでした」

 

 

総括

 2日目後半と3日目前半しかいられなかったのになんだかんだ楽しかったです。が、体力が無いので定期的に休憩を挟まないと死んでしまう……。やっぱり夏フェスは苦手……楽しいけど!めちゃくちゃ楽しいのだけど。隙間の時間ができると見るや否やダイバーシティの中に避難していました。

 朝から夜までずーーーっといられる人本当にすごいなと思います。尊敬します。TIFを1日フルで回るにはジムとか通って体力つけないと無理なんじゃないか。でもめちゃくちゃ楽しかった~本当に楽しかった~(語彙力の死去)。

 来年は……どうだろう……来年まで地下アイドルのライブ行ってるんでしょうか。来年までゼアゼアがあるんでしょうかなかったら困る!!来年の夏のメンタルと相談ですね。今年はたまたま元気だったので参加できました。良かった~。

 という備忘録でした。では!

 

 

服について書くブログが流行ってるらしい

 最近はてなの若手俳優カテゴリほとんど読んでいないのですが(月末で忙しかったのもあるね……)「めりいさんはお洋服に関する記事書かないんですか?」というask.fmへの投稿が来たので、なんぞや?と久しぶりに読んでみたら、なぜかオタクがこぞってお洋服の話をしていて、ここは何カテゴリだ?となっています。

低スペックヲタクのファッション事情 - Life is awesome.

 参考にさせていただきました。

 お洋服は好きです。こよなく好きです。布と柄が好きなんです。

 中学生の頃、ロリータ・ファッションに憧れていた典型的な痛いオタクだった黒歴史を持っているのですが、当時はまだコテロリを着ている人が多く、ブログ村ランキングやふたばちゃんねるも盛り上がっていたりして、オリプリ発売のたびに色んな人のレポブログが上がっているのを、いいなぁと思いながら眺めていました。特にAngelic Prettyのオリジナルプリントは絶大な人気を誇っており(中国本土で高く売れるらしく、チャイナと呼ばれる転売屋が大量に発生していた)星座柄とか、ピンクの雲柄とか、メルチョコとかチェスチョコとかのチョコレート系統、ドーナツ柄、いちご柄、数え切れませんが、憧れたなあ……。しかし当然ながら中学生のお小遣いでは手が届かず。嶽本野ばらの罪は重い。

 しかし高校生になってそんな私に救世主が現れました。

 元Emily Temple cuteのデザイナーが関わっているとか、いないとかの噂で、他の109ブランドと遜色ない価格でロリータっぽいオリジナルプリントの、それでいて日常的に着られる、ロリータではないけどフリフリという「ラルム系」みたいなジャンルを生み出したAnk Rougeというブランドです。もともとAnk RougeはCECIL McBEEなどを擁するジャパンイマジネーション社の新規立ち上げブランドで、当初は「姫ギャル」的な服を扱っていたのですが、あるシーズンから唐突にブラウス、ジャンパースカートといったアイテムを出すように。その路線が受けたのか、今では「ふわふわ系のヲタク=アンク」みたいになっていますが。 それかevelyn。 でもそれって本当にすごいことなんですよ。

 LIZ LISAのオリジナルプリント路線も、比較的近年になってから(テコ入れのためという説もあり……インターネットソースなので正確なところは知りませんが、ブランド自体の経営状況も良くない)ですし、ロリータか、姫ギャルの両極端しか無かった時代を知っているので(それかPUTUMAYOとかのパンク路線を着るしか選択肢が無かった/JESUS DIAMANTEとか、ラ・パフェがマルイワンにあった頃の話)アンクのお洋服がヲタク層に爆発的に流行し、ロリータとはいかずとも可愛いオリジナルプリントの洋服が1万円を着るプロパーで買える! というのは本当にいい時代だと思います。しかもプリントは正直パクリっぽいの多いですがターゲットが若年層だから着ていてもロリータ学級会みたいにパクリとかお作法とかで叩かれない。素晴らしいです。(ロリータ・ファッションを着る人はすぐ学級会を開きます/Mary Magdaleneの炎上騒動は未だに検索すれば出てくるはずだし、イノワの社長も相当叩かれていました)

 と、いうわけで、可愛い服が好きです。 顔は全く可愛くありません。

 比較的廉価かつ妥協できるレベルで可愛いという理由で、俳優厨になる前は古着屋で買ったよくわからないネグリジェやパーカーを着たりしていたのですが(サブカルかわいい路線ですね)、推しを推す!となったときに、「服で覚えてもらうしかない!死ぬ気でリズリサを着る!」という決意で、リズリサを着始めました。 動機が不純です。もともと可愛いとは思っていたんですが踏ん切りがつかなかったというのもありますが。

 効果はあったらしく、戦隊解散から2年経った今でも当時のメンバー(全く定期的に話していない)に「あ!ご無沙汰してます!ツインテールでしたよね!?」と言われます。 困るのでさすがに忘れてほしいです。

 そして頭がバカなのでマイメロディも好きです(した)。最近はあまりグッズ買っていないですがマイメロディのカバン持って現場に行っていました。頭がバカだったんだと思います。でも見た目のインパクト重視みたいなところはありました。でもピンクってめちゃくちゃかわいいですよね。好きです。

 Honey BunchとSecret Magicが潰れてSecret Honeyに統合されたり、Honey Cinnamonができたり、mon Lilyがあったり本当にロリータにあこがれていた中途半端な乙女(の財布)に優しい時代で幸せだなって思います。ロッキンホースバレリーナみたいな厚底靴とか、社会人になるまで履けないと思ってたんですけど、WEGOで普通に売ってますもんね! 3000円とかで! まあWEGOの靴は痛いけど(私は)。他にも可愛い角型のサッチェルリュックや、MILKを知らなさそ~なうら若き女子中学生がMILKのハートバッグっぽいプチプラのバッグを持っていたりとか、(まあ、でもこんな感じなので色んなメゾンが潰れていってるのですが……)とにかくそういうのを見るたびに、とてもとても生きやすい時代だなって思っています。

 

 Ank Rougeのワンピースは丈が長いとよく言われますね。

 私は身長158cmですが特に長いなと感じたことはないです。膝のちょっと上くらい。いわゆる乃木坂みたいな丈でかわいいんじゃないかなと思っていますが、もう少し背が低いと着づらそうです。逆にスカートは丈が短いなといつも思っています。いろんなプリントを集めるのが好きなので、スカート何枚も持っているのですけど……。メロンソーダ、ムーンフェザーなどは特に好きなので日常的に着なくても大事に保管しています。

 

 私はデブなので(胸が大きいデブなので最悪です。同厨に「胸がでかい」という悪口を言われたことがあります。Fカップです)ワンピースを着て丁度いいサイズ感なのですが世間的には大きめとよく言われているらしいです。

 推しはHAREやSTUDIOUSをよく着ているような人間でそれは誰かがあげているからなんですけど「横に並んでると服装がちぐはぐで面白い」とよく言われます。推しの影響を受けて、ワイドパンツやハットといったアイテムを揃えて、実際に現場に行ったこともあります。それはそれで新鮮な気分で楽しいですし、友人にこぞって「ええ!?どうした!?」と言われるので面白いです。

 ただし労働に出かけるときにいちいちリズリサとかアンクとか着るのも面倒なときがあるので、最近は(とくに夏なので)地下アイドルの物販で売っているTシャツや地下アイドルの生誕Tシャツを愛用しています。 一周回ってサブカルに戻った。XLなどの大きめのサイズを買って、適当なスカートを合わせています。本当にかわいいんですよ!

  これはCY8ERの藤城アンナちゃんの生誕記念Tシャツ。しっかりした生地で2500円です。破格。 真面目な提案なのですが、人と被りたくなくてかわいいTシャツが欲しい、という人は、地下アイドルの生誕Tシャツを委員から買えばいいと思います。着やすい。

f:id:plus14:20170805051238j:plain

 やる気ない自撮りの上にこのときトチ狂った髪色にしてたけど、これは元There There Theresの一条さえきちゃん(ミスiD2018出ているので応援よろしくお願いします 一条さえき🔪 (@BabyPiNK______) | Twitter)の卒業Tシャツ。黒い羽とセーラー服とコアラと美少女がかわいくてヘビロテしています。永遠に着ています。

 

f:id:plus14:20170805051811j:plain

 もはや着てる画像すらなかった。これは私の地下アイドル推し、柳沢あやのちゃんのソロプロジェクトCLOCK&BOTANが出したファーストシングル「グルーミィ」通販限定特典のTシャツです。MILKBOYみたいとか言わないでめちゃくちゃかわいいです。

 

 観劇の時の服装について色々な人が書いているのを読みましたが、ぶっちゃけ好きな服着ればいいんじゃねって思います。別に……どんな服を誰が着てるとかあまり気にしないし……

 推しカラーは全く意識しません。無視します。トッキュウジャーのときは推しの色が緑でしたが全く似合わなくて笑えたのでずっとピンクの服とかを着ていました。

 推しじゃない現場に観劇に行くときも、何も考えません。

 「普通の服」も着ます。無難なやつ。大学生みたいな。そういうのはevelynとかREDYAZELとかで買います。主に社会的な場面に出くわすであろうときに着ます。

f:id:plus14:20170805053533j:image

  ろくな写真がないですね。

 

 ヘアメは昔は接触の前はしてました。今はもうしてません。飽きました。昔は考えるの楽しかったです。たまに、参考になるヘアメの写真ありませんか?というaskが来ますが(それにしてもなんで私に送るんだ)、Twitterにヘアメ一方的に好きでたまに見ている方がいるので良かったらそういう人は参考にしてみてください(♡かなちゃん♡ (@knmelody5924) | Twitter)。

 落ち着いた服に下手にヘアメをすると結婚式感が出てしまう気がして怖いですね。

 リズリサやアンクに合わせる靴は、夢展望系列のmon Lilyのものが軽くて履きやすくて好きです。足幅が広いのか足裏が弱いのか、すぐ痛くなってしまう靴があるのですがmon Lilyのことは信用しています。サンダル愛用している。

  よく手錠とか南京錠のネックレスやブレスレットをしているのですが(いにしえのサブカルオタクなのでNADIAとかで買った)地雷臭がすごいと言われるので20歳になるまでになんとかしたいです。

 

 いろんな方のエントリ読んだのですが「現場に行くときは気をすごく遣う」という方が多くて、そうか…… そうだな……という気持ちです。最初の1年位はそんな感じだった気がします。ですが「同じ服を同じ公演中に着ていくのはやめよ」くらいしか今は気にしていません…。地下アイドルの現場なども含めると月に何かしらの何かに10本以上は行っているので(記録見たら15本とかいう月もあった…)仕方ないか! と開き直っています。美意識が低い。

 メイクの話まですると記事が意味不明な長さになる上にそもそもメイクしてその顔なのかよ!って言われること間違い無しなので省略します。カラコンしてます。最近目の下に赤いの入れるの好きです。

 ところで、リズリサとかアンクルージュとかって何歳くらいまで許されるんでしょうか(もう着るな!家から出てくるな!っていうのは無しで…)。みなさん赤文字系の落ち着いたブランド名をお書きになっているので、うおお……となっています。

 まあ、何着てても推しにわかってもらえるオタクになりたいなーとは思います!