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舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

いきなり紹介!完全舞台制作マニュアル2017

あなたが2次元オタで、好きな作品がなんと舞台化決定してしまったり、うっかり舞台俳優にハマってしまい、舞台に延々と通う羽目になったときに、日程や劇場、出演キャストや、脚本家や演出家も勿論大事なのですが、最も大事といえる項目は舞台のすべてを仕切ることになる制作会社の存在です。この記事では、戦国時代の様相を呈している、主にイケメン・2.5次元舞台の制作会社について、独断と偏見をもって解説していきます。 関係者の方が見られた場合におきましても、心おだやかに読んでいただけますとたいへん幸いです。まあ、独断と偏見だしね。結局、自分の感じ方次第みたいなとこあるしね。ですが、やはり心構えというものは大切だと経験上思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

ネルケプランニング

2.5次元舞台ブームの主犯火付け役といわれている。もともとは声優のキャスティングとかをやっていた会社らしいが(ちなみに、ウィキペディアにも堂々とかかれているのでどうしようもないが、声優関係においては悪評があったらしい)、オタの間にはミュージカル「テニスの王子様」ロングランによって2.5系の制作会社として広く知られることとなった。舞台の制作本数においては突出しており、その分経験が積まれているのか、運営がグダることは少なく安心感があるように思える。ただし、特定俳優の重用(加州の人など)が目立つため、社内から闇を感じるとの意見も。多分、AiiAを年間通して半分くらい抑えているのはこの会社。あのプレハブのどこがいいのか疑問(多分、値段)。

最近では公式サイトが乗っ取られ、2.5次元舞台に対するヘイトが日々蓄積されていたオタからはざまあという声が散見された。また、なぜかサンリオと組んでおり、ピューロランドでの公演「ちっちゃな英雄」やミュージカル「SHOW BY ROCK!!」などもネルケが手がけている。テニミュ俳優などのネルケ作品で実績をあげた俳優が唐突にテコ入れのような形で「ちっちゃな英雄」に投入されることがあり(味方良介、石渡真修など)多摩流しとして恐れられ動向が注目されている。

とにかくビッグタイトルを速攻で抑えて自社のキラーコンテンツにしたいという意向が伝わってくる作品制作が多い(ミュージカル「刀剣乱舞」、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」、ライブ・スペクタクル「NARUTO」など)。その反面、中小規模でのコンテンツ新規開拓にも意欲を示しており、「中の人などいない」とする強固な村社会独自の世界観を築いているアイドルステージシリーズは2011年の「少年ハリウッド」初演以来6年間の歴史を誇っている。

特徴として、ネルケにはお抱え演出家・脚本家のような人物は存在していないため、良くも悪くも作品ごとに全く評判が異なっている。原作オタから手放しで賞賛を集める作品もあれば、解釈違いが問題になって学級会になってしまう作品もあるため、フタをあけてみるまで原作オタにとっては気が気でないかもしれない。

 

マーベラス

ネルケほどの制作本数はないが、2.5次元舞台のビッグタイトルが多いため(舞台「刀剣乱舞」、ミュージカル「薄桜鬼」、舞台「弱虫ペダル」、「あんさんぶるスターズ・オン・ステージ」、舞台「K」など)、オタ学級会のやり玉に挙がることが多く存在感のある制作会社。

特徴としては、個性の強い演出家・脚本家を呼ぶことが多く(末満健一、西田シャトナーの起用など)原作の解釈やキャラの演出が問題になりオタのあいだで学級会が起きてしまうことがままあることが挙げられる。また、やはり特定俳優の重用が目立ち、最近では「ミュージカル「薄桜鬼」~黎明録~」に土方歳三役で出演していた佐々木喜英を「ミュージカル「薄桜鬼」~原田左之助篇~」では風間千景役にキャスティングするという超ウルトラCを披露し、同じ作品の中で同じ俳優が違う役を演じるという不可解な現実に直面したオタが大学級会をおこす事態が発生した。

その代償なのかはさておき、運営面においては比較的しっかりしている気がする。

 

日本テレビ

舞台「真田十勇士」、舞台「里見八犬伝」など、基本的には骨太な作品を規模の大きいツアーでまわる舞台が特徴だが、時々「マジで?」みたいな訳わからん舞台を上演することがある。「マジで?」みたいな作品の場合、下請けに制作を全部丸投げしているので日テレはほぼ名義貸し状態であり運営に関わることは全く無い。舞台「闇狩人」では、下請けが北九州公演の運営だけをさらに孫請けに丸投げしていた為、最終的に予算が雀の涙になっておりキャストがやっすいビジホに宿泊、さらに現地と日テレとの意思疎通が全く取れておらず運営がグダりまくっており、その所業はオタをことごとく絶句させた。

「マジで?」みたいな作品以外は、正直ずーーーーーーっと真田十勇士里見八犬伝を繰り返し上演している。それ以外にレパートリー無いんか。

 

る・ひまわり

主に歴史もののストレートプレイ作品を上演しているが、「るひま俳優」と呼ばれる俳優が存在するほど特定キャストを重用すること、根強い固定ファンに支えられて興行が成り立っていること、ストレートプレイのはずなのに一部公演では2.5次元舞台のような「一幕芝居/二幕ショー」方式を採用しアイドルばりのパフォーマンスを俳優が繰り広げることから、強烈なとっつきにくさを有する制作。独自の雰囲気が肌に合えば舞台は面白いが、内輪ネタ、楽屋落ち、唐突なエチュードなどが多いため、時に辛辣な批判を受けている。また、批判の矛先は異常に長い上演時間にも及び、一幕前半→休憩→一幕後半→休憩→二幕と平気で4時間くらいやっていたりすることがある。狂気の沙汰。作品ごとに、俳優によるアイドルばりのオリジナル曲PVをYouTubeにアップロードしている。

 

クリエ

原作ものとオリジナル作品を半々程度の割合で上演しており、「極上文學」シリーズ、「ハンサム落語」シリーズ、「Club SLAZY」シリーズなどの独自路線をひた走っている。(メサイアシリーズは、クリエ制作からぬけたそうです。無知さらしてすみません)作品の評判は良い。中小規模の劇場での上演が多く、メジャーな2.5次元作品と比較するとややサブカル的な位置にある制作ともいえる。

 

キティエンターテインメント

SHATNER of WONDERシリーズなど、コンスタントにストレートプレイ作品を上演している。評判は、正直作品次第という感じ。ピンキリ。会社内に俳優のマネジメント部門も存在し、以前は玉城裕規、中村誠治郎、川隅美慎、根本正勝などが系列含めて所属している実力派事務所だったが、内紛が起きたのか突然有名どころ全員が辞めた。先が思いやられる。

 

東映

制作にクレジットされている作品が年に数本上演されるが、TOEI HERO NEXTステージなど一部の作品を除いて基本的に運営はもう一段階下の会社に丸投げしている。戦隊・ライダー俳優をやたらキャスティングするので、もしかすると口出しするだけしているのかもしれない。

 

 

「この制作ってこの舞台しかやってないじゃん」みたいな零細制作は外したら貧弱になってしまいました。

何かここ取り上げてほしいみたいな制作があったらどしどしお寄せください。

 

 

一生で趣味にかけられる熱量って、決まってるのかもね

plus14.hateblo.jp

 

先月宣言、とゆーか別に宣言せずともガッツなんてもうしねーよ疲れたからって感じだったので、あっけなくガッツを辞めた。それから何して生きてるかというと、もう、ずーっと、だらーーーーっと生きている。かなりどうしようもない。

まず、働いてない。かのブログを書いたのは入院中だったが、退院後、バイト先に給料取りに行って、療養するんでシフトしばらく出せませんって嘘ついて、フェードアウトした。さよ~なら~。私は紅ショウガみてーな髪色してるあのボーイが辞めない限り、天地がひっくり返っても復職はしねーからな、くっそ!ざまあ!(一労働者の悪あがき) なので、働いてない。

なぜ働いてないかとゆーと、私は、服にも、美容にも、グルメにも興味、ないし、そもそも退院してから、ずーーーーっと引きこもっている。観劇に行くとき以外は、昼夜逆転してるので朝方か昼に寝て、夕方か夜起きている。深夜に起きているので、必然的に、外に出てもなにもやることがない。なので、ずーーっとネトゲしたり、KindleでBLまんが買って読んだり、ガッツをしていた3年間のあいだに全てスルーしていたアニメを失われた時を取り戻すがごとく見たり、本読んだりしていると朝になっているので寝る。その繰り返し。その無限ループで1日が終わる。

そう、わたしは、推しにお金を使わないと、支出がほぼゼロに近くなるという、恐るべき人間だったのである。 驚愕の事実!

まあ、観劇もお金、かからないわけではないよ?でもさ、せいぜい、普通に好きな舞台見まくっても、月にいって3万とかでしょう。グッズとか、買わないしね。でもそんなん、働かなくてええやないですの……。どこに働く意味が??

と、いうわけで、働くのやめました。 働かないということは、予定がまじで無いということである。何も無い。1日、1週間、1ヶ月、すべてのスケジュールを自分で構築することが可能になる。自由。見渡す限りの自由が眼前にひろがっているのである。私は脳内のスケジュール帳にばばーんと「ひだまりスケッチを全部見直す」という予定を1週間くらいにわたって書くのだ。シンプルイズベスト。

 

そして、やはりガッツを辞めたことで、0か100かみたいな極端思考を持つわたしは、ぜんぶ追えないなら信心とかどーでもいーや…的状況におちいり、ひまなので他の若手俳優のブログなどをめちゃくちゃ読んでいる。

廣瀬智紀のブログがおもしろすぎて1年分くらい読んだしウケすぎてどんな演技するのかきになって映画のセブンデイズを観た。 前後編…。ひまだからこそなし得る技である。高校生役に違和感なくてよかったです。

そしてなぜか「超特急のふじびじスクール!」というバラエティ番組にちょーハマってしまい、おもしろすぎてもったいないのでちょっとずつ見進めているのだけど、超特急すごいね。ダンスできて、歌も歌えて、バラエティの才能もあるのか、まじ、スタダすげーわ(手のひら返し)。超特急のライブいきたい。ペンライト振り回すのは苦手だけど他のオタの人の挙動を見てカルチャーショックうけたい。だから行きたい。

 

あと、ガッツ辞めて気づいたけど、くっそ茶の間で申し訳ねえけどまあ何してるか気になるし観に行こ…って舞台バイオハザード5公演くらい入って舞台ダンガンロンパも2公演くらい入るんですけどこれ多分フツーのものさしで測ったらファンって言ってもいい?いいよね?いい量だよね?!そうか、世の中の俳優厨とゆーのは、これくらいのラクさで俳優を応援していたのか…!!やっと気づいた……!! これは私にとっての革命であった。なにしろ私がヒキニートしながらてきとーに行ってる公演量でも、世の人はこれでおぬしを俳優厨として認めようと言っているのだ。まじかよ~~~!!!!

でも、やっぱ私はもう、横浜厨では、決してないし、横浜くんのことやや気にかけ気味なヒキニートではあるけど、横浜厨にはもう、もどれないのだ。多分。かなしいけど。

 

昨日ダンガンロンパを観てきた。

なんかもー2年位の知り合いになる現役ガッツの友人をさそった。来てくれた。ありがたい。ひさびさに推しをみて「やっぱ、生きてたわ」とか、そりゃそーだろ的感想を抱いて、終演後にとりきに行った。私はひたすら鳥をたべていた。

友人はもう、ほかの俳優を好きになったとしても、いまみたいに応援するのは無理だろう、的なニュアンスのことを言っていた。 友人は、俳優に5万のレザーブルゾンをあげたりしている。そりゃもー無理だろーなーと私も思った。

私も、無理だろーなーと思った。 高杉まひろちゃんのこと推しても、安西くんのこと推しても、超特急のこと推しても、楽しいと思えるどんなコンテンツに出会えたとしても、

たぶん、彼のこと好きだったときみたいに、来るかもわかんない場所で3日間待ち続けたり、来るかもわかんない場所で10時間待ち続けたり、夜行バスとLCCで全国ツアーまわったり、10万のコートあげたり、4時間の舞台のマチソワを9日間続けたり、たぶん、たぶんそういう、膨大で途方もないエネルギーをつぎこんで、結果を出すような応援のし方は、もう私には、できないんだと思う。一生。

それは、残念なことに、というよりかは幸いにも、近づけば近づくほどに、知りたくないことを知ってしまうことや、相手も自分も傷ついてしまうことさえあるということを、身をもって学んでしまったから、全力をかけて人を応援するのは、もうギャンブルだとしか思えなくなってしまったのだ。

友人は、「相手を対象にして、応援していくということは、やがて土足でその人の中にはいっていくということだと思う」といっていた。

アイドルとか、アーティストは、自分のファンだけじゃなくて「世間」という大海にむけてなにかを発信できるけど、舞台俳優は劇場という狭い箱の中にとじこめられているから、自分のファンがいやになった場合に、それ以外の母数が圧倒的にすくないから、閉塞感あるし、相対的にファンの存在感も多くなるから、こわいよなあ。

一周回って、俳優との接触や俳優への深入りが恐怖になってしまったヒキニートは、このまえ大原海輝くん(横浜くんと舞台で共演後、ヒキニートの中でアツい)のLINE LIVEを、コメントしてる厨のバチバチをみて心をいたませたくない…DDとしてコメントするのも深入りするようでこわい…という、完全なビョーキ精神によりリアルタイム視聴をとりやめた。 つらい。 そのあと録画で見たら、大原くんがTYPE-MOON好きという情報をゲットしてしまい、良さみに震えた。

虫のよい話だけど、私はもう、だれかを応援して、いろいろ知りすぎて傷ついたりしたくないのだ。だから、浅く広く、安全圏から俳優とか舞台とかをたのしんで、面白いナーかっこいいナーで、ことを済ます。ゆえに、淡白なのです。

気力を失い、現実がこわくなってしまったので、そうやって遠くからしか眺めることができない。

現実なんてこわくない!って思えるほど応援する気力に溢れられる、なにかにわたしはこの先出会えるのだろーか? 自信ない。

一生で趣味にかけられる熱量って決まってるんじゃないかと思う。何か、わたしは3年間でそれを95%くらい使い果たしてしまった気がする。なので、趣味に関しては、もう老境に達しているといえるのではないだろうか。

またあの狂った疾走感を味わえないのかとおもうとやや寂しい。でももう傷つきたくないから、それでいいや。

 

www.youtube.com

 

戻らない過去に 君だけは

お願い安らかな 安心を見ててほしい

でも君はそう 絶対いい奴じゃない

とめどない過去は繰り返す

激しく虚しく響きわたる

思い出す涙止まらない

 

戻らない過去は僕だけに

激しく激しく 突き刺し貫通してく

こんな僕が脆くていいわけがない

とめどない過去は繰り返す

激しく虚しく響きわたる

思い出す涙止まらない 

 

 

舞台スーパーダンガンロンパ2再演がまともな演劇だったのでまじ感動した

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な、何を言ってるかわからねーと思うが(略)

初演の感想を書いたときにボロカス叩いたことに定評のあるわたしですが、その後も舞台スーパーダンガンロンパ2はわたしの心の中にストーリーがイミフな舞台とゆートラウマを根深く植え付けたまま約1年半が経過していました。 結局20公演くらいみたんだけど20公演みても話がわかんなかったからある意味革新的。なんか当時の感想読み返したけどやっぱ純粋だわ。推しかっけーって思ってるとどんなくそ舞台でもそこそこ賞賛できるのはカルト信者だからだよな、わかった。何か当時の感想では結構オブラートに包んだディスり方してるけど、初演はまじでイミフ舞台だったからな。再演やるって決まったときは(やるだろーなーとは推しの言動的におもってて実際無印再演のカテコで発表されるだろーなーとおもってたけどさ…)ぴぎゃああああってかんじだったし。始まってからもあーあ行くのめんどくさいなーと思って2公演くらいチケット無駄にした。ごめんて。六本木までいくの本当面倒くさくて。チケット取ったけどさ―。

だって初演だと「俺は俺のままでいたいけど世界が破滅する!!どーしよ!!(発狂)」→七海『どっちも選べないならつくっちゃおうよ☆』→日向、ヘタレから突然の覚醒→俺の主人公パワーですべてを解決するぜ!!~完~ という超トンデモ展開で話が終わるので、は?意味ワカンネーこの舞台くそだな。って思いながら20公演くらい見てたですよ。だって、主人公パワーですべてが解決できるならそもそも殺し合いとかする必要ないじゃん。カムクラがー未来機関がーって言ってるけど全然説明なくてこいつら何言ってんだ状態で終わるし。 ふだんは「こんな舞台おもしろいと思うやつは頭わいてる」的なことは絶対言わないようにしてるんですがダンガンロンパ初演に関しては実写化めあての原作ファンでも盲目お花畑俳優厨でもないのにこれすげー!おもろ!!って思う人はまじで何も考えてないんだとおもいましたね。 原作やってて話の筋がわかれば勝手に脳内補完してヨカッタネーでおわれるけどあの脚本で初見がすごーいおもしろーいってなるわけねーーーーだろ。なーに考えてんだ。ばかか?

と、いう負の歴史背負いまくりな舞台スーパーダンガンロンパ2ですが、再演をみたらなんと演劇としてちゃんと成立していました!!!!! すご~い!!!! めでたーい!!!!! これは煽りではないよ、まじで。

根っこに初演の脚本があるのに、説明を地道に地道に(よくやりました…)書き足して推理部分巻いて2幕後半の説明を足して初見にも話のわかるバリアフリー舞台にしていたのは純粋に脚本演出の手腕だとおもいます、すごいね。そして舞台を見て初めて舞台って話がわかると面白いんだな~という感想をいだきました。逆にいえば話のわかんない舞台はつまんないんですね。そりゃそーだな。話わかんないのに面白いわけないわ…。

べつに悪口言うつもりじゃないんですけど(フリ)松崎脚本自体がそんなに評判よくないことに最近気づいたってゆーかとある俳優の人が松崎脚本の舞台みにいってたんで面白かった?ってきいたら松崎脚本の舞台で主演やってたくせに「うーん……まあまあまあまあ……」っていってたんでしょうがないですね。主演はったんだからお世辞のひとつやふたつも…言わなくていっか…

でも客席の埋まり具合でいうと10日間連続マチソワとかやってた初演に比べてなぜか人入りが減ってたのであーやっぱみんな飽きてんのかなーとかゲスなことかんがえてました。ごめんな。

舞台において大事なのは、話がわかることですね。お金払って舞台みてるのにこんな初歩的なことをいちいち書かなきゃいけないとか、つらすぎるわ、まじで。でも、12000円とかとってるのにストーリーを説明する気がなくて、原作しらないとちゃんと話がわかんないっていうのは、もはやそれは脚本家のオ◯ニーと一緒なのですよ。まあそーいう脚本家演出家がいるからマトモな舞台をやれる脚本家演出家が食ってけるんだって見方もできるけどさ、割をくわされた観客がまじでかわいそーだと思わないのか。

しかし、初演のトラウマでダンガンロンパ自体嫌いだったんですけど、再演みたらダンガンロンパ自体は割とクローズド・サークルものとしてはよくできてることに気づけたのでよかったです。作品に罪はないね~。…でもストーリーがちゃんと成立してるだけで感動するって感動のハードルひくいな…悲しい。

 

良かったところ

・全体的に登場人物のテンションがワントーンさがっているので銀魂かぶれの腐女子の会話をエンドレスで聞かされているような致命的むず痒さが軽減されている。あの人数とキャラの濃さで永遠にぎゃーぎゃーやられると正直つらいので良かった。

・狛枝がなぜ希望にあれほどこだわるのか、日向に執着するのか再演にしてやっと理解できた。初演のときは強迫性障害の残念な人だと思っていたし自分で倉庫に火つけたのもイミフだった。(何か未来機関とか裏切り者とかの説明がテキトーに流されていたので)

・裁判や処刑など重要局面の展開が丁寧になっていたので、とくに弐大と眼蛇夢のとりあえず殺しとけ感が薄まっていた。初演だと処理感が否めなかった。

・ペコちゃんが九頭竜の目を刺してしまう(初演ではチビモノクマに攻撃されてぶっ倒れていた)のは、原作準拠らしいので良いとおもう。

・七海ちゃんのおしおき演出がオシャレになっていた。サイケですてき~。うずくまってるの美しいなあ~。

江ノ島盾子の新録部分は音声だけ録っていたので神田沙也加のギャラを最小限におさえる努力をしたのかなあと思った…初演を1回だけ観た友人がつぎはぎに気づいてなかったのでセーフ!

・最大の謎ポイントであった、生徒たちの過去、カムクライズル、超高校級の絶望などについて真面目に説明してくれたので、話がわかった(これが一番大事)。日向くんが何か無理やり覚醒して世界救った感や、いきなり主人公パワー!!ドーン!!俺たちの戦いはこれからだ!!感が無くなっていたので、すごい。ニュアンスの問題かもしらんけど、丁寧な描写により、なぜ日向くんが重い過去を抱えているのか、なぜ日向くんがシャットダウンを選択するのかなどについてようやく解読できたので、よかった。日向くんの行動はまじで理解不能だったが、2年ごしに理解できた気がする。カムクライズル登場と狛枝とのポエトリーリーディング対戦も、まー原作ファンへのサービスかな…くらいで流せた。あれが延々続くと鬱陶しいけど。

・蜂谷さんが、初演初見では目も当てられないかんじだったのに、2年の時を経てめちゃくちゃお芝居がうまくなっていた、何したんだ!?カンパニーの中でうまい部類にはいっていた、何したんだ!?

 

 

悪かったところ

・相変わらず九頭竜が推測だけで真昼を撲殺し(させ)てしまうのかが謎。別に犯人ってきまったわけでもないのに手出すの、早漏すぎて草を禁じえない。写真とっただけで殺されるとか理不尽だわー。かわいそ。しかもそのあといいやつみたいになってるし。(ただし、再合流時にやりとりが追加されてるのでいきなり許されすぎ感はかなり薄くなっている。これは改良点)

・なぜか横浜くんの滑舌がたまに死んでた、これは稽古不足の可能性がおおいにあるので仕方ない(前の舞台終わってからダンガンロンパ初日まで10日間しかない、事務所がくそ。鈴木くん植田くんは何か2ヶ月稽古したみたいなクオリティだったのでやはり超人)、しかし最もひどかったのはいしだ壱成であった。なぜ続投なのに再演でめちゃくちゃ下手になるのか本当に謎。何があった?初演ではもっと上手かった…。喋るたびに棒だなーと思うレベルで棒なのはいただけない。ソニアさんの人も重要なセリフそこそこあるのに結構何言ってるかわかんなかったのでもったいないなー…

・三瓶のキャスティングにゴーサインをだした大人はどーかしてると思う。おまえはちゃんと稽古したのか? というか、この制作(サイト見たら、ダンガンロンパ以外原作ものやってなかったっす、笑う、まじで。こんど黒薔薇アリスやるらしいけど…)はやたらと吉本芸人をキャスティングする傾向にあり、その中でちゃんと演技できてる打率は体感的に言って5割くらいなので、吉本になんの弱みを握られてるかはしらねーが、何も目新しくないし本業でもないフィールドにひっぱりだされて棒演技をキャパ900の箱で披露するハメになる芸人がかわいそーなので今すぐその縁を切ってほしい。 ニューロマンスおにぎりは、野性爆弾くっきーより演技が上手かった。というか、くっきーはどー考えても客層に合わないギャグを毎公演連発していたので、それがない分得点が高かったともいえる。

モノクマの声が、まじでちびまる子ちゃんだったので気が散った、まー大山のぶ代ドラえもんだから世代の人にとっては気が散るのかもしらんけど…(今年20歳、水田ドラしか見たことねーです!)大山さんの素材でどーにかならんかったですかね、そんなにセリフ変わってなかった気がする。契約上の問題ならしかたないな!

・初演のときに花村の自分語りうぜー!って散々思ってたのに改善されてるどころか2倍くらいの長さになってたのでまじ発狂した、いらねーよ。あのキャラは誰に需要があって生み出されたキャラなんだよ。ランダム方式のグッズとかで、あいつ入ってたら、こまえだの厨とかが売り場の地面に捨てて帰る懸念があるだろ、確実に。デブキャラでキモキャラで変態とか、救いようなくね。

・罪木ちゃんのおしおき、ロケットまたいで舞台を走り回るのはややコント感が拭えなかったし、将来倉持さんや高野さんがバラエティタレントとしてテレビに出た際などに秘蔵オモシロ映像としてスタジオで爆笑をさらってしまう可能性があるのだけどアレでいいの?

 

あー、なんか長くなってしまった。再演、誰でもわかるバリアフリー舞台に進化してるので興味あるけどポカーンってなる舞台はやだなーって人ははやく観に行ったほうがいいですよ、チケット超あまってるから。26日までやってるって。

初演が戦犯だと、再演のイメージも割をくってしまうということを心にきざんだ観劇でした。ふつーに面白かった。希望と絶望の相転移ですね。 初演通ってたときに、毎公演イミフでしんどかった自分をようやく供養できた気がしました。おつかれ。