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舞台、俳優DD、サブカルかぶれ等

映画「帝一の國」の感想&愉快すぎる応援上映にいってきたよ

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 皆さんこんばんは、大鷹弾のオタクです。

 

 帝一の國といえば、発表当時は「や、いくらなんでもキャスト豪華すぎますやん」とオタクをザワザワさせ、モブに大量に(世間的には無名の)若手俳優を起用していることで舞台界隈をザワザワさせ、2017年の上半期の話題をすべてかっさらっていったといっても過言ではない超名作映画ということはみなさんもちろんご存知ですね。ご存知でない方は記事を閉じましょう。

 俳優オタとして帝一の國と聞いて最初に思い浮かべたのはもちろん舞台版なのですが、なかなか機会がなくとうとう生で見られないうちに最終章が終わってしまっていました。といっても周りにDVD持ってるオタク3万人くらいいるのでいつか借りたいと思うのですが……久我玲をメチャクチャいろんなオタクにゴリ押しされます。

 さて、私が最初に映画「帝一の國」を観たのは東京国際フォーラムホールAで行われた、伝説の「でんでん太鼓・タンバリン持参推奨舞台挨拶」です。この文面を最初に見たとき私は愉快すぎてめーちゃくちゃ行きたすぎたのでどさくさに紛れて行ってしまいました。 私は係員の人によさこいの人が振り回すアレをもらいました。

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 ※参考画像

 

 イケメンの出てくる映画、何の因果か知らないけど誘われたり誘ったりで年に10回以上は見るので、まあちょっと面白ければいいなぁくらいに思っていたのですが、帝一の國はあまりにも面白すぎました。 革命が起きてしまった、と思いました。

 どこか融通がきかないように見えて計略に長け、それでも純粋な願いのために「ボクの国」を作ろうとする帝一、ただ可愛いだけのキャラではなく帝一の政治手腕において重要な鍵を握る光明、ヒールに徹しながらも終盤ではついに帝一へのコンプレックスを爆発させる菊馬、圧倒的な権力者であるように見えて実は呆気なく帝一VS菊馬の抗争に飲み込まれる氷室、とにかく表情の変化を見ているだけで美しさに圧倒される知的オーラの暴力・森園、そして全世界の女子が恋してしまう超絶さわやか激ヤバイケメン(性格も超絶的にイケメンすぎて女子が気絶する)、大鷹弾!!!!!!!!

 誰一人として捨てキャラがいない! 素晴らしい! メインビジュアルの上記6人以外にもお嬢様なのにハイキックを容赦なく炸裂させる武闘派美少女白鳥美美子ちゃん、長年の友人だった氷室の変化に戸惑い揺れ動く駒先輩など魅力的なキャラのオンパレード。 嫌いなキャラが全くいない。全員好き。 これは私にしてはどう考えてもめーーーーーーーーーちゃくちゃ珍しいことです。それぞれがそれぞれにキャラクターといえども独立した意思を持って動いてるのです。

 荘厳な雰囲気の学園、古典お耽美漫画でしか見たことない閉鎖的な生徒会、といったような一種の「少女革命ウテナ」的雰囲気を漂わせていながらも、ところどころにギャグがさしはさまれ笑いもしっかり提供してくれるストーリーのバランスは完璧としか言いようがありません。 完成披露試写会で見て、もう1回見て、今日の応援上映が3回目でした。それでも全く飽きなかった。ねえ、帝一の國、サイコーだね!!!面白すぎるでしょ!!!!!

 

 そして冒頭でも書きましたが私は大鷹弾のオタクです。

 さわやかさの暴力以外の何者でもない彼ですが、なんと父親は他界、母親が働きに出て幼い弟たちの炊事洗濯をこなし、その上超難関と言われる海帝高校の外部生入試に合格した上ほぼ満点に近い成績でないと不可能と言われる奨学金給付を受けている超絶チートスペックさわやかDK。しかも休み時間は同級生とサッカーで遊び、生徒会政治に興味はなく、どんな人間にも嫌味なく接し、一度は帝一に裏切りともとれる行動をとられてもその後帝一の態度を見て許すという太平洋並の心の広さを持ったありえん優しすぎオーバースペックDKなのです。

 しかも演じているのが竹内涼真なのでどう考えても好きになってしまいます。や、イケメンじゃん、竹内くん。めーちゃくちゃかっこいいよ。こんなんで好きにならないとか無理っしょ。弾くん、一緒に海帝祭回ってくれ…………。

 

 前置きがクソほど長くなりましたね。この時点で3割くらい脱落していそうでウケます。

 さて、チケットが取れたので新宿バルト9で開かれた応援上映に行ってきました。帝一の國の応援上映とか、どう考えても愉快じゃないですか。採点のところで一緒に「理科ァァァァァァアアアアア」って叫びたすぎると思うんですよ。

 チケットはなんとか取れましたが3分で枯れてました。なぜスクリーン5でやったのでしょうか……。一番大きいスクリーン9でやってほしかったなあ……。

 

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 入り口で海帝高校の校歌のカンペが配られました。開映前に菅田将暉くんの録音アナウンスによる校歌斉唱練習が行われましたが「声が小さい」と怒られていました。音程が低いんだよお~。

 ところで、私は散々地下アイドルの現場でジャージャーとか言っていますが、応援上映という叫び系現場に参加するのは始めてな上、帝一の國の応援上映も初めての試みだった為、「これで全員地蔵極めてたらどうしよう……ララランドの応援上映みたいに……」と深刻なことを内心思っていたのですが、その心配が吹っ飛んだのは、予告編が終わり、本編が始まるといきなりオタクがオープニングクレジットに合わせて

 東宝アリガト~~~~~~~~~~~~!!!!

 フジテレビアリガト~~~~~~~~~!!!!!!

 と絶叫し始めたことです。

 愉快すぎて笑い死んでしまうかと思いました。

 私も東宝にありがとう、フジテレビにありがとうという気持ちです。

 帝一(幼少期)がピアノを弾く場面で早速「上手!」「綺麗!」「名曲!」というオタクの叫びがこだましており、突然異世界に行ってしまったような感覚に困惑しながらゲラゲラ笑うしかなかったのですが、その後に帝一がピアノに後頭部を強打し、家族が帝一を揺さぶり起こすシーンで「帝一!起きて!」という声が上がるのはまだしも「にぃに~~~~~~~!!」という絶叫が聞こえたのは面白すぎると思います。帝一の妹、何人おるねん。

 オタクの猛スピード応援はとどまることを知らず、海帝高校入学式のシーンで「いい足音!」「階段気をつけて!」「いい角度!」「いいお辞儀!」と怒濤の褒め攻撃が繰り広げられ、恐らくですが、このあたりで応援上映初見のオタクたちも「あ、何かもうメチャクチャ騒いでいいんじゃね?」と察し取ったのではないかと思われます。オタク地蔵化を防ぐという意味で初動には重要な意味があるのだと確認しました。キ◯プリ界隈の皆さん、ハ◯ロー界隈の皆さん、本当に尊敬します。

 オープニングではやっぱり各キャストごとにオタクがめちゃくちゃに悲鳴を上げまくるのですが特に大鷹・氷室・森園の悲鳴がすごくてびっくり。いい感じに俳優厨人気とキャラ人気が分散されていたのでみんな悲鳴上がりまくっていたのですが。自己紹介でキンブレグルグルするの楽しいねえ!

 

 さてここからは面白すぎたポイントをぼちぼちと。

 まずはツイで検索すると結構「テスト採点のところ面白そう」という意見があったのですが、案の定バルト9が一体となって「理科ァァァァァァアアアアア!!!!!!!!」の大絶叫でした。そしてみんなで「やった~~~~~~~~~~!!!!!!」「おめでとう帝一!!!!」「よかったね帝一!!!!」本当によかったね帝一。ちなみに、モンゴメリ先生の買収シーンでは「な、何故私が、赤毛のアンが好きだと……」というモンゴメリ先生の手元にバッチリ赤毛のアンが大写しになってるので、「バレバレだよーー!!!」という辛辣なツッコミが飛んでいました。

 弾くんの登場シーンでは案の定キャアアアアアでしたが、サッカーボールを持って颯爽と去っていく弾くんに対してオタク「私も入れて~!!」 この辺りになってくると自分があたかも海帝高校の生徒であるかのような錯覚を起こし始めますね。 そして帰り道、弾くんが分かれ道で「んじゃ俺こっちだから!」と言うと沸き上がる「私もそっち~~~~!!」の声。絶対みんな違うっしょと思ってしまいましたが私も「私もそっち~~~~!!」と言ってしまったので大鷹弾と一緒に帰りたみには抗えませんでした。ちーん。

 その後、帝一と光明が弾くんの後をつけるシーンでもふたりに気づいた弾くんが放つ一言「じゃあ、家来いよ!」に「行く~~~~~~~~~!!」と返す大鷹弾ギャルたちの叫び声。大人気ですね。みんなで分担して炊事洗濯やりましょう。あと、大鷹家の食卓シーンで「いただきます」をオタクが斉唱していたのでみんな礼儀作法のできるオタクでえらい!と思いました。私も言いました。

 帝一と美美子の絡みにもオタクのツッコミが炸裂しまくってなかなか冴えてましたね。すっぽん屋でのデートのときに「服どこで買ったの!?」「メンズナックルも真っ青!」って言うのはさすがに卑怯でしょ。美美子の部屋に小石を投げ込んだときの「ナイスピッチング!」とか、美美子の家の前で声を荒げる帝一に対する「お父さんにバレちゃうよー」とか…。帝一関連でいえば、帝一パパ出所時の「シャバの空気はどうー?」は個人的に好きです。

 そして、弾くんと帝一の國ギャルたちの人気を二分していたのが氷室ローランドの片腕である駒光彦。駒くんが画面に大写しになると駒ギャルが悲鳴を上げる。喧嘩のシーンで黄色い歓声が上がる。圧倒的イケメン力の高い駒くん……。サイコー。特に最後の投票シーンで光を放っていたのが駒くんでした。投票用紙を開けようとする堂山会長のカットで「開けないで―!!!!(涙)」と悲鳴を挙げる駒くんギャル……。切なかった……。

 原作未読で見た映画なので、2回目以降は駒くんの表情を見て本当に切ない気持ちになってしまいますね……2人の気持ちはどうしてすれ違ってしまったのでしょうか……。

 でもその後の氷室先輩投身未遂のあとの仲直りシーンで、目を覚ました氷室が「なあ……俺たち、友達だよな……?」と言うめーちゃくちゃいいシーンで「ズッ友だよ!」と客席から返事が来たのはめーーーちゃくちゃ笑ってしまいました。ズッ友だね。ズッ友として、一緒にてっぺん目指してね……(涙)

 ところでみんな映画終盤になると忘れているキャラに大鷹弾のクラスの副ルーム長である佐々木くんという人がいるのですが、順当にいけば大鷹弾が生徒会長になり佐々木くんが副ルーム長になるところを、弾くんはラストに「帝一を副会長にする」と堂々宣言していたために、場内では「佐々木くんは……?」というざわめきが起きていました。佐々木くん……(涙)

 

も〜〜〜〜〜〜〜〜、帝一の國の応援上映、愉快すぎたんですが、週1くらいで開催してくれませんか!?頼む!!今度は大鷹弾3連うちわ作ってくるから頼む!!

みんな!!早く帝一の國を見よう!!そして心の中で言おう!!! メンズナックルも真っ青!!!!